九州ツーリング十一日目 栖本〜雲仙温泉

今日はまず昨日本当の宿の予定だった竜ヶ岳に向かう。 これも風呂上りにビールを飲んでしまったから、仕方がないであろう。 登り口まではきれいな道だったが、山に入るとか、坂もきつく道も狭いので、かなり走り辛い。 頂上に着くとキャンプ場に天文台、展望台がある。 ただ平日でオフシーズンのため管理人はいないようだ。 なかなかキレイなところで、昨晩はここで泊まった方がよかったかもしれない。 展望台の眺めは最高で、早速マビックを飛ばす。 ところが、展望台よりもその下の方が高度感があってよかったのだ。 道案内に従ってハート岩と棚田の展望を回る。 ここはなかなかいいところだ。

これが噂のハート岩


竜ヶ岳を出て東側の海岸線を駆け上る。 すぐに天草五橋に入るが、別段どうってことのない橋と道だった。 できたころはすごかったのだろうが、しまなみ海道などもっとすごい橋ができたので感動は薄い。


ここからは有明海の南端を走って、高速カーフェリーの乗り場に1時前に到着しなければならない。 ちょっと速度を上げて快調に走る。 15分前に無事フェリー乗り場に到着し乗船。 たったの30分で島原に到着する。 ここでちょっと遅いが、姫松屋本店で名物の具雑煮を食べる。 具沢山でなかなかうまいものであった。 ところでこのお店の奥さんの息子が、徳島の子を嫁にもらったそうで、徳島県人のフラリーマンは観光案内や割引券など用意してくれたりと色々と親切にして頂いた。 奥さん、ありがとうございました。


昼食が終わった後は島原まゆやまロードを走る.5kmほどの山道だが道も広くきれいなので気持ちがいい。 ただ、普賢岳が雲に隠されてしまい残念だ。 まゆやまロードを降りると、土石流災害家屋保存公園に行く。 もうほとんど海沿いだというのに家屋の一階部分が完全に埋まっている様子は衝撃だ。 大野木場小学校跡はきれいに火砕流から掘り出されていたので、廃屋という感じで当時の様子は分からない。 次は仁田峠だ。 ここは普賢岳に最も近づくことができるポイントで、その行程もいいらしい。 しかし雲に隠れてしまった普賢岳。 顔を出してくれ〜〜〜!!
仁田峠循環道路に入って展望台でマビックを用意することにする。 ここで知り合った唐津から来られたご夫妻の奥さんが「晴れ女」とのこと。 そのご利益か、急に雲が途切れて普賢岳が顔を出してくれたではないか!! 流石だ、奥さん! 


展望台からすぐが仁田峠となっておりロープウェイで妙見岳まで登ることができる。 しかし、5時閉店とのことで登ってもすぐに降りなければならない時間だ。 ここでもフラリーマンの代わりにマビックに登ってもらうことにする。 実際にマビックをここで飛ばして感じたことは、その強烈な上昇力だ。 あっという間にロープウェイの終点を通り越して妙見岳の頂上にでる。 そこから普賢岳を越えて平成新山を望む。 詳しくは動画を見ていただこう。

ここで唐津のご夫妻と再会し、マビックに興味津々のご様子で送られてくる画像に見入っている。 なぜか奥さんにハイチューを頂く? マビックを片付けているとここ野島との方に声をかけて頂き、「子地獄温泉」というところがいいと教えて頂く。 ここから10〜15分だそうだ。 この温泉に近づくと硫黄の臭いがプンプンする。 温泉は古ぼけて、エアコンも壊れているがお湯がいい。 濁りの入った硫黄臭いお湯が効きそうだ。 休憩室でマビックの充電をさせて頂いたが、エアコンがないため汗だくになってしまうので外で涼むことにする。 入り口でたむろしているネコと一緒に虫の音を聞きながら夕涼み♪

今日の宿は、途中で見かけた公園だ。 大きな屋根付きの休憩所がいい。 夕食の買い出しにコンビニに入ったがアンパンぐらいしかなくがっかり。 おでん屋に入ると満員で断られるし散々だ。 7時を過ぎると温泉街のお店も閉まっていく。 仕方がないので行き当たりの食堂に入る。 中は古ぼけて耳の遠いお婆さんが一人でお店をやっており、当然客はファラリーマン以外はいない。 この店大丈夫か? 不安を覚えながらお勧めの皿うどんを頼むと、「ちゃんぽんですか?」と聞き返される。「違います。皿うどんです。」と答えてやっとオーダーが通ったようだ。 ところがこの皿うどんが絶品なのだ! 麺はパリパリの揚げたてで香ばしく温かい、アンも具沢山で味もいい。 これは美味い!! 量もタップリだったので大満足だ。

今日の走行距離 171km