70歳の新人の初飛び♪

3月から練習中の入○さん。 K腹さんと大魔王、ナマコさんに地面に叩きつけられてプロペラを割ってしまい、それがトラウマになって、未だテイクオフすることが叶っていない。(^_^;
詳しく前述の状況を説明すると、まだまだ練習不足の入○さんに対して、すぐに飛ばせてあげようと大魔王達が入○さんを引っ張ってあげてテイクオフを試みた。 しかし風が結構吹いている状況で二人が入○さんを引っ張ったものだからキャノピーが勢いよく立ちあがり入○さんを追い越して前かぶりとなる。 この前かぶりで前のめりになった状況でエンジンを吹かしたために地面に叩きつけられて転倒。 これを懲りずに3〜4回繰り返して最後にプロペラを壊してしまった次第だ。 この時の経験で、エンジンを吹かすと前のめりになって転倒するイメージが入○さんに刷り込まれてしまい、以後、行きよい良くエンジンを吹かす事が出来なくなってしまった。
やはり、きちんと練習を行ってから飛ぶ方が安全の意味でも大切だ。 今回は、いつでも飛べるぐらいに練習を重ねたうえ、エンジンの代わりに人間が引っ張って、地面から足が離れる感覚も身につけてもらっている。 最初の立ち上げは緊張したためか傾きすぎて修正できず失敗。 しかし2度目はきれいに立ち上げてエンジンを吹かせばすぐにテイクオフだ!というタイミングで「エンジンを吹かせ!」と指示したにもかかわらずエンジンを吹かさない・・・。 そのままキャノピーが傾き始めるが練習の成果でその傾きを修整する。 ここで再び「エンジンを吹かせ、吹かせ、吹かせ〜〜!!!」と指示するが恐る恐る回転を上げる程度で吹かさない。 その後も「エンジンを吹かせ!!」の指示を連続で出し続けるとやっと回転が上がり始めて無事テイクオフ! やったぁ〜〜!!! ついに入○さんの初飛びだ。
しかし、数分後急に高度が落ち始める!? 無線でエンジンを吹かせ!と指示してもどんどん高度が落ちてくる。 どうもエンジントラブルのようだ。 無線で地面が近づいてきたらブレークを両方思いっきり引くようにとキャノピーの高度を確認しながら指示する。 無事着陸できたかどうか心配で無線で確認を行ったところ無事であるとの返答が返ってきた♪ よかった、よかった。 無線によるとカントクの初飛びと同じくエンジンが急に吹かなくなったそうだ。 
上空のカントクの無線誘導でフラリーマンとアメゴ君の救助隊が入○さんの回収に向かう。 入○さんは、第二柿原堰の手前に不時着しているそうだ。 カントクが大活躍だ。 道から2〜30m藪に入ったところで入○さんを発見! 無事回収に成功した。
入○さんは不時着よりも空を飛んだことの方に気持ちが行っており、かなり興奮状態で喜んでいる。 吉野川の河川敷が広くてどこにでも着陸できそうで、不時着にはあまり不安を感じなかったそうだ。
エリアに帰ってエンジンを見てみるとやはりマフラーが詰まっている。 全くカントクと同じ状況でアルミメッシュが解けてばらばらになっている。 新しいTOP80のマフラーには大きな欠陥があるようだ。