ドイツ館と燃料切れ

昨日は最高の天気だったが、お墓参りでフライトはお休み。 今日は午後から前線の影響で雨+強風の予報なので早朝勝負だ。
モンモンさん、カントクの3人が6時半に集合。 久しぶりにデザイヤーで飛ぶ事にする。 3人ともパタパタっと支度を進めてテイクオフする。 地上近くは西に風だが、上空400m付近ではほとんど無風。 今日は、町内会の廃品回収でエリアに来られない副長さんの自宅付近に突撃だ。 副長さんの自宅は、以前映画の舞台にもなった大麻のドイツ館の近くとのことなので、取りあえずドイツ館に向かうことにする。
高度を下げると追い風に乗れるという事で、エリア上空で500mだった高度を2〜300mに下げながら吉野川沿いを六条大橋に向かう。しかし、高度を下げると大気が不安定で多少揺れが出るという事で再び高度を4〜500mまで上げることにする。 六条大橋からはアスタムランドに向けて進み、そこから高速道路沿いにドイツ館に向かう。 デザイヤーは、モンモンさん、カントクの機体に比べてかなり速いようで、スラストのHPより速度が出るようだ。 二人が付いてこられないので、途中ターンを繰り返しながら進むことにする。 途中でビデオや写真の撮影を行ったが、やはり直ぐに二人に追い付いてしまう。 また、上昇速度も速いようだ。
ドイツ館近くまで行くとなんと、副長さんから無線連絡が入ってきた。 「フラリーマンさぁ〜〜ん! こちらです。 板東の鐘の東です!」 「今、カントクの右側です。」 という無線誘導に従ってやっと路上で手を振っている副長さんを発見。 写真を撮って軽くスパイラルをご披露。 ここでカントクから「燃料が不安なので先に帰ります。」との連絡がある。 フラリーマンは、取りあえずドイツ館の写真を撮ってから二人を追いかける事にする。
帰りは高度500mで結構強い南東の風に変わっていた。 吉野川に向かって垂直に南に飛んでも進路は、東南東という感じだでなかなか吉野川に到着できない。 大気も安定していたのでアクセルを踏んで二人を追いかける。 ここで、カントクから「燃料切れでぇ〜す。 エンジン止まりました。」と連絡がある。 
F「六条大橋の西にある牧草地に着陸したら?」
K「とどきそうにありませぇ〜〜ん」(泣声)
F「高度があるけん、行けるいける。 下は南風が弱いから楽勝!!」
K「はーい、頑張ってみます。」
高度はカントクとほぼ同じだが、カントクが2〜300mほど先行しているのでアクセルを踏んでカントクを追いかける。 数分でカントクに追い付いたが高度はフラリーマンの方が上だった。 さすがデザイヤーは基本が山飛びの設計なのでL/Dの性能が高い。
F「いや〜〜、エンジンが止まると静かで気持ちがいいなぁ〜〜♪」(牧歌的に)
K「え〜〜! 結構、こちらはパニクってますぅ〜〜!」(泣声)
F「下は風、南とちゃうなぁ。北東みたいたから、南西から入ったらぁ?」
K「え〜〜、着陸直前にそんなぁ〜〜!!」(泣声)
カントクは無事、牧草地に着陸。 フラリーマンも燃料を分け与えるために着陸する。 しかし、いざ着陸してみると完全無風の上に地面が耕かされて柔らかく足首まで沈んでしまう。 こりゃ、テイクオフはしんどい! ということで先に帰ったモンモンさんに救助をお願いする事にする。 近くを飛んでいたシェフからは、「燃料入れて飛んだらええんじゃ! これも練習!!」と厳しいお言葉が無線から飛んでくる。 実際にシェフは不時着現場に自ら着陸して再び飛んで行ってしまった。 シェフのこのパワーには頭が下がる。 m(_*_)m ペコ!
モンモンさんには、「あ〜〜!、車の横にあるビールを忘れんようにね! そうそう、カントクの車の荷台にあるタバコもお願い!」と我がまま放題の要求をする。 救助される側という立場が解っていないフラリーマンだ。 (x_x)☆\(ーー; ビシ!! モンモンさん、本当にお世話になりました。 ビールめちゃんこ、おいしかったです。 m(_*_)m
(今日のフライト)
・07:28〜08:34 飛行時間01:06
・本日フライト時間 01:06
トータル494回 408時間04分