朝勝負!低空飛行

大分日も長くなってきたので5時40分ごろにエリアに入ってみる。 既に日は昇り十分フライト可能な明るさだ。 これなら5時過ぎ集合でも問題ないだろう。
しかし、風が安定しない。 無風に近い微風だが、東西南北とクルクル風向きが変わる。 完全に無風ならすぐにでもテイクオフするのだが、微風とは言え風向きが変わってしまいフォローになってはたまらない。 最初にカントクがチャレンジ。 しかし、真横からの微風に対してそのまま風を待たずに立ち上げを試みる。 しかしキャノピーは大きく傾き転倒・・・。 やはり、テイクオフは慎重でなければならない。 グラスを巻いた強化ペラは無事だったがガードが曲がってしまう。 (T_T) かなり落ち込んだカントク。 しかし、この程度の曲がりなら直せると、フラリーマンはプラスチックハンマーを取り出して曲がったガードをガツン、ガツンと叩き上げ、無事修復に成功する。 ついでに以前から曲がっていた別のガードも直してしまった。 
その間にアメゴくんはキャブレターの調整を行う。 前回のフライトではプラグが真っ黒で、マフラーを変えてから混合比がうまくいっていない。 今回、メタリングレバーを少し下げてからスローニードルの調整を行う。 そうこうしていると副長が登場。 カントクが「新人さんは、みんなより早く来た方がいいよ。 その方が飛べる機会が増えるから」とアドバイスを行っていた。 いつもながらカントクは新人の面倒みがいい。
みんなが風向きを予測して並べたキャノピーの向きは、カントクとアメゴくんは西南西、フラリーマンは西北西だ。 テイクオフ直前の風向きは北西とフラリーマンにはばっちり! という事で二人を無視して最初にテイクオフする。 1m/s以下の微風ではあったが、順調に立ち上がり無事テイクオフ♪ 低空は全く揺れることなく非常に安定している。 二人がキャノピーを並べ替えている間、ご機嫌にエリア周辺を飛びまわる♪ パラはやっぱり上がったモノ勝ちだ。
二人がやっと飛びあがってきたのでここで数mの低空飛行で第十の堰を目指す事にする。 カントクが旧吉野川の分かれ目を見てみたいという事だ。 菜の花を足でかき分けながらの超低空飛行はスリル満点だ。 そんなフラリーマンの後ろにカントクとアメゴくんがついてくる。六条大橋から高度を上げて高圧線を越える準備に入る。 しかし、高度200m付近では気流が悪くでタコ踊りになる。 これはたまらないと、ここで高度を下げながらUターン。 再び数mの超低空飛行でエリアまで戻る。今日は低空が気持ちいい。 エリアまで戻ったものの、また飛び足りないという事で、柿原堰周辺を3機でぐるぐる飛びまわって今日のフライトを終えることにした。
エリアに戻ってから副長のテイクオフのサポートだ。 一発できれいに立ち上がり成功か!と思った瞬間、明日を滑らせて転倒。 シェフに向かって平伏した状態となったのでみんなで大笑い。(^_^; 二度めは飛び乗りで少々危なかったが、何とか無事にテイクオフ。 しかしこの後、副長に不幸が訪れることは誰も知らない! テイクオフの後、10分ほどすると急に東の風が強くなる。 あわてて副長に着陸指示を与える。 風が強くてほとんど前に進まないので、エリアをオーバーすることはわかっていたが、あえてターンをさせずにそのままエリア外に着陸するようにシェフが指示する。 風が乱れたときのターンは危険なので正しい判断だ。 なんとかエリアから50mほど先の空き地に無事着陸できてほっとする。
(今日のフライト)
・07:31〜08:40 飛行時間01:09
・本日フライト時間 01:09
トータル498回 411時間30分