降り出す前に飛べ!

梅雨入りした上に台風までやってきてなかなか飛ぶことができない6月。 土曜日に天気は天気予報によると午後から雨。 今月はもう飛べないと思っていたが午前中にかけることにして朝5時前にエリアに入る。 ネタ郎くんも直ぐにやってきたが、完全無風!? 少し風でも出てくればと思い、風待ちの間に台風で飛んでしまった南側の吹流しの作成に入る。
それでも雨が降ってくると困るということで6時前にネタ郎くんがまずはテイクオフ! しかし無風の中キャノピーが30度ほどまでしか上がらず失敗する。 あとから来た副長がネタ郎くんのキャノピーを直し再挑戦! 今度はトリムを半分伸ばすようにアドバイスをする。 ダッシュ一発、無事キャノピーを立ち上げて見事にテイクオフ! 今後無風でもトリムを伸ばせば大丈夫なようだ。
副長はいつものパワーで無風の中、キャノピーを楽々立ち上げるが立ち上がったところで上を見てキャノピーを確認しているうちに立ち止まってしまう。 ここでキャノピーが前に走ったためピッチが入り、そのピッチのおかげでなかなか浮いてくれない。 なんとかエリアの縁まで走ってテイクオフする。 かなり走った副長さん、ご苦労様でした。
こうなるとフラリーマンはエリアに一人・・・。 失敗するとリカバーが大変。 最近キャノピーがまっすぐ上がらず不調なので更に心配だ。 キャノピーの真ん中に立ち、しっかりとキャノピーの中心線上を目指してダッシュ! 無風のためキャノピーの負荷は軽いので立ち上げに力を入れる。 燃料も5Lといつもより大分少ないので走りやすい。力を入れるとキャノピーの負荷が分かる。 僅かに右に傾いたようでそちらに進行方向を変えてエンジンON! もちろんAライザーは離さない。 良い感じでエンジンパワーがキャノピーに乗ってくれて無事テイクオフ。 いや〜、久しぶりのテイクオフが上手くいったのでほっとした。 
前を低空飛行している副長をビデオで撮り、次はUターンして後の寝太郎くんを撮影する。 そのまま、再度Uターンして新人二人を追いかけることにする。 副長は何も考えずに善入寺島に向けて飛んでいる。 ネタ郎くんはその副長をトリム全開で追いかけている。 善入寺島の高圧線前でネタ郎くんが低空を飛ぶ副長に「高圧線がありまっせ!」と声をかけている。 う〜〜ん!! こんなふうに声をかけ合うことは非常にいいことだ。

高圧線を超えると南の山の中腹に雲の帯が見える。 副長が雲の中に入ったことが無いのでこの雲なら揺れることもないだろうと思い、そちらに方向転換。 いざ雲に近づくと雲と言うよりは霞のような感じで全然面白くない。(T_T) しかし、本当に山の際まで近づくことができるほど風がなく安定している。 山を登る道を見ながら、「車だと大変だなぁ」と思いながら先を行く二人をビデオ撮影。 「こんなに安定していたら大魔王宅上空も大丈夫かな?」と副長から連絡。 それでは大魔王宅まで行こうと進路を変更する。 高度処理にネタ郎くんがロールを綺麗に何回か入れてピタっと止める。 お〜〜!! なかなか上手い! ネタ郎くんはロールがなかなか上手いが、低空で時々ロールを入れているようだ。 ロールを入れると高度が落ちるので、低空では結構危険を伴うため注意して欲しい。
大魔王宅上空は初めて揺れがなく安定していて全員びっくり! 大魔王の魔力は寝ていると空まで及ばないようだ。 そんな話を3人でしていると突然グラっとくるではないか!! 三機で家の上を飛び回ったので音で大魔王が起きたのかもしれない! ここで、慌てて吉野川の堤防まで退避して低空を飛ぶことにする。 大魔王宅から川島城までほぼ堤防の高度でフライトする。 ここは堤防下が直ぐ国道たなっている上に、道も堤防も直線なのでパラで飛ぶと国道を走る車から非常に目立つ♪ 何十台もの我々を追い抜く車、すれ違う車がパラに驚いた顔をして見入っている。 副長から「癖になりそうでぇ〜す」との連絡が入る。
川島城でUターンしてもう一度堤防沿いのレベルフライトに入る。 ここから少しビデオを回して低空飛行の様子を撮影する。 吉野川ヒュームの辺りでシェフから連絡が入る。 無風の中無事テイクオフできたようだ。 こちらに向かって追いかけてくるそうだ。 我ら三機はそのまま低空飛行を続けてバンブー公園に到着。 ここで少し雨が顔にあたったと無線で話すと、副長は「XXに一番に雨が当たるそうですね〜! 私はまだ雨を感じません」と失礼な返答が帰ってくる。 (^_^; ネタ郎くんも雨を感じたということでエリアに戻ることにする。 シェフは阿波麻植大橋手前上空150mとのことだがここからは見えない。 瀬詰大橋を超えて少し戻ったところでネタ郎くんがシェフを発見。 程無くフラリーマンもシェフを見つける。 帰りは高度を200m程まで上げたので、新兵器の軽量小型一脚で自画撮りを試して見ることにする。 ところがウェイトキャンセル用のゴムひもをつけていなかったので軽量一脚でも結構重い・・・ しかし、フライトバッグに入るのが魅力だ。 これは使えるぜ、副長ぉ〜〜!!

途中シェフと合流して四機編隊でエリアに向かっていると善入寺島に入ったところで雨脚が強くなってくるではないか! これはイカン!! ということでフラリーマンはフルトリム・フルアクセルの時速57kmで飛ぶ。 プロペラをハヌルに変えてギアボックスをミニプレーンのLに交換したのが効いたようで、エンジンをフルスロットルにするとフルトリム・フルアクセルでも上昇してくれるではないか! やっぱ、一万五千円のプロペラはあかんなぁ〜〜。
この辺りでシェフが無線で「お〜〜!48km、あ、43km〜〜。 うわぁ〜〜!45kmじゃぁ!」と意味不明の送信をガンガン入れてくる。 あまりにもうるさいので、「シェフ! うるさい!!」と一括!? (^_^; だってシェフ、声もでかいんだよなぁ〜〜!

フルトリム・フルアクセルでみんなをぶっちぎってフラリーマンがエリアに一番にランディングする。 直ぐにビデオを出して、後に続く三人のランディングを撮影するが、転んだのはシェフだけ!? 新人二人共上手すぎだぁ〜! 特にネタ郎くんのランディングは、ランディングに結構自信のあるフラリーマン以上だ!! 才能というものはすごいものだ!
それにしても今日、なんでカントクがいないんだ!! 寂しいぞ〜〜〜!
(今日のフライト)
・06:30〜07:35 飛行時間01:05
・本日フライト時間 01:05
トータル547回 464時間24分