高度2100mへ

最近の暑さは尋常ではない。
今朝6時前のエリアの気温は30度を超えており、何もしなくても暑い。 こんな時はやはり空がいい♪ ということでお盆休みフライト三連チャン目のフラリーマン。(^_^; 今日、エリア出勤予定はシェフとフラリーマンのみ・・・。 お盆というのに用事のない二人だった。(T_T)
6時にエリアに入るも重役出勤のシェフはまだ来ない。 昨日の夕方のフライトでは喉が渇いたので今日はビールをカメラバックに忍ばせる。 (^_^; 準備ができたところで一人で寂しくテイクオフ。 今日は湘南平塚方式で立ち上げを行ってみる。(詳しくは下記を参照のこと) おお〜〜! 立ち上げが軽い!! 結構スムーズに立ち上がってくるではないか! これはいいかもしれない。 手な感じでエンジンを回して無事テイクオフ。 ただ、一人なので西条大橋から中央橋の間で飛ぶことにする。 となると上しかない。 ポリーニのパワーのおかげで、夏場でも上昇するのは容易い。 低い高度では多少揺れもあったが2 〜300mも上がると安定してくれる。 今日は1000mまで上昇しても気温が下がらない。 ピストンとシリンダーを交換したてのポリーニを更に酷使して上昇を続ける。 座面温度は210度を超えている。 今日の霞(かすみ)は高度が高いようでまだまだ上限が見えない。 1500mではさすがに気温が下がり始め23度と快適だ。 この高度を保てばいいのに更に上昇して3000mを目指すアホなフラリーマンだった。

この高度になると周りに遮るものが無くなり気持ちがいい。 オートクルーズでエンジン回転数を8000rpmに固定し、反転トルクでゆっくり左旋回をしながら上昇を続ける。 時々目をつぶって空中に浮かんでいる様子を楽しむ。2000mを超えても霞みは晴れないが、気温は急に下がり始める。 やはり3000mを超えるには手袋と防寒着が必要なようだ。 15度になったところで今日の上昇はこれまで。 眺めもそれほどよくなく、ちょっと残念な上昇ではあったが、体を十分冷やすことは出来た。 当然持って飛んだビールは寒くてフタを開けることはなかった。   この高度から降下するには20分もかかる。 エンジンアイドリングでこの20分を楽しんで朝のフライトは終了した。

午後、ツールド・フランス帰りのブラちゃんが久しぶりにエリアに顔を出す。 風が収まったところでブラちゃんがテイクオフ! ブランクを感じさせない見事な走りで飛んで行く。 フラリーマンも直ぐ後に湘南方式でテイクオフ、と思いきや立ち上げ後に膝カックンとなってキャノピーが前被りとなりラインを切ってしまう。600回以上飛んで初めてラインを切ってしまう。(T_T)
ポリーニ-はTOP80と違い、立ち上げの際にある程度エンジンを回していないと吹き上がってこない。 そこで、毎回エンジンを3〜4000rpmほど回していたのだが、これが仇になった。 残念・・・ だが、直ぐにどのラインが切れたかを確認して直ぐの予備のラインを継いで10分で復旧! 15分ほど遅れて無事テイクオフすることが出来た。

シェフ、ブラちゃんの三機で名田橋方面に向かう。 高度2〜100mは結構揺れもあったが、300mを超えると快調にフライトすることができる。 安定した中、高度500mで第十堰を越える。 名田橋手前でブラちゃんから「副長が明日OKとメールが来ましたよ! 今名田橋上空、って返事しておきます!」と連絡が入る。  スマートホンはホント便利だ。 ここから副長宅まで飛ぶだけの燃料はないのでエリアに帰ることにする。 霞がかかる中、夕日に向かって飛ぶと光が視界に溢れてくる。 コントラストの低い風景はまるで淡い水彩画のようだ。 この様子はカメラでは撮影できそうにないので、脳裏に焼き付けておこう!
(今日のフライト)
・06:50〜08:22 飛行時間01:32
・17:28〜18:28 飛行時間01:00
・本日フライト時間 02:32
トータル617回 534時間05分

(湘南方式)
普通は肘を体にしっかり付けて、肘を直角に曲げて肘から先の腕を地面に水平に左右に出す。 ┘I└ ←まぁ、こんな感じだ。 湘南方式は、普通は肘を体にしっかり付けるのは同じだが、肘を180度曲げて肩の横に持ってくる。 クロスの場合、普通Aライザーは顔の前まで引き上げて立ち上げる。 フロントでもそうすればいい!っていうのがこの方式だ。 こうすると、Aラインがガードの上に来るため、せり上がりが無くなりガードにテンションがかかりにくくなる。しなりやすいカーボンフレームでもパワードライズアップが可能だそうだ。
 http://www.youtube.com/watch?v=GTMB9o2PVUo