讃岐山脈を越えて

今朝は天気もよく、朝5時前に起きて5時半にエリアに入る。
エリアに到着後、改良を加えたサブタンクの取り付け作業を行った。 取り付けは比較的簡単で10分少々で完了。 プライマリーポンプを勢いよく握ったときに、メインタンクの予備ノズルに差し込んだ燃料ホースの部分から燃料が漏れる問題は、接続部分をインシュロックで締め上げることで解決した。
予備タンクの取り付け完了後、燃料を満タンにする。 搭載総燃料17.5L。 エリアに持ってきたオイルもガソリンもあっという間になくなってしまう! これはある意味モンスターだ。
エンジンを背負うとさすがに重い。 しかし今日は1mほどの弱い風が吹いているので、燃料満載でもテイクオフはそんなに苦しくない。 キャノピーの立ち上げを行うために気合いを入れてスタートダッシュを行い、無事一発でテイクオフできた。 今日のフライトはロシアさんに瀬戸内海を見せてあげることにした。 北東にあるアスタムランドを目指しながら高度を1000mまで上げていく。 今日は上空の風も強くはなく無事アスタムランドから大坂峠を越えることができた。
少々雲は多いが、時折見える青空が海に映り何ともいえない美しさだ。 そのまま引田沖約4kmにある小さな島、通念島と松島を目指して海上を飛んだ。 瀬戸内の小島をバックに飛ぶパラグライダーはなかなか精悍で美しい。 松島まで飛んでから鳴門海峡を目指すことにした。 ただ、非常に雲が多く全く下が見えない。 鳴門海峡との中間地点付近でふと前方左側を見るとでっかい入道雲が見えるではないか!? あわててUターンし逆方向を目指すことにする。 写真を撮りながら海岸線を志度カントリークラブのある馬ヶ鼻まで飛んだ。 馬ヶ鼻は小豆島と四国の最短距離となる場所だ。 確かに小豆島までほんの少ししかないように見える。 サブタンクを積んだ私なら今日にでも小豆島まで飛んでいけそうだ。
そんな衝動を抑えて今日は馬ヶ鼻でUターンして鵜峠を越えエリアまで戻った。 燃料残量は7Lもあった。 これだけ飛んでまだ2時間の飛行が余裕でできる! これはすごい。

(今日のフライト)
・エリア〜北灘〜讃岐津田 07:21〜10:10 飛行時間2:49
トータル176回 151時間56分