スパイラル

"今日のお昼はイントラさんとセルフうどん屋さんに行った。 スパイラルの降下速度について質問をしたら、5〜7m/sの降下速度が出ていたら十分だとの回答をもらった。 死ぬほど入れてもなかなか7〜10m/sの降下速度は出ないとのこと。 バリオを貸してくれるそうなのでそれで降下速度を覚えればいい、とのありがたいお言葉だった?!

そこで、「う〜〜ん、思ったよりまだまだやなぁ」との評価だった私のスパイラルを11月10日のGPSデーターで解析してみた。 最初の「少し浅かったかな?」と自分で思ったスパイラルで100mを18秒で降下してた。 つまり降下速度5.5m/sだ。 おっとこれで十分ではないか! 2度目しっかり入れたときは83mを11秒で降りている。 これは降下速度7.6m/sとなる。 最高速度も80km近く出ていた。
おいおい〜〜!! 7m/s以上はかなり深いのでなかなか難しいし危ないとか言っていたぞ〜〜?? 2回目のスパイラルでは瞬間ではなく平均降下速度が十分7m/sを越えてますけど?? 

つまり、私のスパイラルは十分すぎるぐらいの降下速度であったということだ。(^_^; 自分では結構深く入れているつもりでも、実際はそんなに入っていない、と言われていたが、私の場合は深く入れたつもりで、実際も深かったようだ。

まだ、イントラさんが言っていたロールからスパイラルに入る方法はネットによるとバーチカルスピン(注1)に入る確率が高く、よくないそうだ。 やはり遠心力を感じながら徐々にブレークを引いていき、1〜2回転のうちにスパイラルに入るのがベストだそうだ。

自分が教えたわけでもないのに、私がスパイラルを行うことができるようになったのが悔しかったのか、それとも自分はスパイラルができないので悔しかったのか?? とにかく「まだまだやなぁ」の言葉の意味は深い。(^_^;

(注1)バーチカルスピン
スパイラルのように回転しながら降下していく状態だが、キャノピーが上にある状態ではなく、キャノピーとパイロットがほぼ真横を向いていて、クルクル回りながら落ちていく。回転の中心がキャノピーより内側にあって、互いに遠心力で釣り合っている。
キャノピーの揚力と、キャノピーの重さにキャノピーの中にある空気6?前後の重さ(1立方メートルを1.29?の質量)がパイロットと遠心力で釣り合い、回転軸が互いの内側になる。
バーチカルスピンは、ローリングからスパイラルに入れようとした時や、ローリングの失敗、大きなつぶれによって瞬間的にキャノピーの位置がパイロットの横に来てしまったとき等、旋回エネルギーにパイロットのロールエネルギーがプラスされた時に入りやすくなる。
降下速度がつく前であればブレークコード操作で回復は可能だが、そのままにしていると降下速度が増してきて、自然回復もしないし、回復操作はかなり困難になる。
ブレークコードや、Dライザーを引く操作で(どちらも非常に重い)、うまく回復が始まったとしても、その後の激しいピッチングなど、次の危険な状態を確実に回避する技術が必要で、迷わず緊急パラシュートを出す事が大切だ。
"