マイクロフォーサーズ

先月、マイクロフォーサーズの規格がオリンパスから発表された。 ついに出たか!
以前から考えていたのだが、デジタル一眼レフのファインダーは何のためにあるのだろうか? もともとフィルム時代のファインダーの役目は、構図の確認、ピントの確認、ボケ味の確認など、どのように写真が写るか?を確認するものだった。 その中で最も優れていたのがペンタプリズムとクイックリターンミラーを使った一眼レフなのだ。 レンズを交換しても接写しても視差がなく見たとおり写る。 距離連動式のレンジファインダーとは比較にならない。
しかし時代は変わりデジタルカメラが誕生した。 このデジカメは現在ではオートフォーカス自動露出、ライブビューが当たり前の機能となっている。 このデジタルカメラにおいて、一眼レフファインダーの役割は?
フォーカスはオート、構図は背面の液晶で確認できる。しかも背面の液晶はレンズ交換をしても接写しても視差はまったくなく視野率は100%のうえ撮った写真をすぐに確認できる。 ファインダーを覗き込まなくてもよいためカメラ位置の制限が少なく、背面液晶は2次元のためファインダーをのぞくよりも出来上がりの写真のイメージが解りやすく構図を決めやすい。
こうなると、レンズ交換式の背面液晶ライブビュー式デジカメが今まで出てこなかったことがおかしいぐらいだ。 
大きくて重いペンタプリズムとクイックリターンミラーから開放され、大きなフランジバックからも開放されれば、今までにない超小型軽量で高性能なシステムを構築できる可能性が広がる。 フォーサーズ被写界深度の深さを利用してオートフォーカス無視する事も一つの考え方だ。 E-410オリンパスのOMレンズを使う人が非常に多い事を考えても小型のマニュアルフォーカスも良いのではないか? もちろんバルナックライカ用のレンズも面白い。(ゴミ取り機構の厚みの関係でフランジバック的に難しいかもしれないが・・・)
オリンパスさん! 一発「これは!!!」というような製品を作って欲しい。"PenS"のような外観のデジカメの商品化を考えて欲しい、なぁ・・・。