アメゴ君とシェフのトラブル

アメゴ君は、エンジン&リコイルのトラブルから復旧したあと、テイクオフの準備を始めた。 いつものようにハーネス、ブレークコード、エンジンアクセル等の準備に非常に時間を要してやっと飛び上がる。 しかし、無線で「ブレークコードが絡んでX△□・○!?」と意味不明の連絡。ブレークが絡んでいるのなら解けばいいのになんだろう??
もう着陸するとのことなので風向きを見て南から進入するように無線で指示したが、「え〜〜東と違うの?」との返答が入る。 かなりパニクって吹流しをちゃんと見る余裕もないようだ。 着陸はブレーク操作が早すぎて高度2mから失速撃沈となったが特に怪我も故障もなく無事であった。
ハーネスを見てみると360度捻じって取り付けている。 少々あせっていたので上空で「ハーネス」という言葉が見つからなかったらしい。 捻じれてブレークが重かったので「一度ブレークを引いたらそのまま戻らないんではないか?」と思ったので恐かったとのこと。 しかし、準備に人の何倍も時間がかかるのにミスは人並みのようだ。 (^_^;
その後、2度ほどテイクオフを失敗したため、疲れて休憩していると電話でシェフから連絡が入る。 「どこか解らんけど不時着した〜〜。」 (^_^; え〜〜? どこか解らない?? よくよく聞くと高瀬の潜水橋の上流の中洲かもしれないとのこと。 中洲だと救助は困難を極めそうだ。 早速、シェフの四駆でアメゴ君を高瀬橋付近まで救助に向かわせ、フラリーマンは上空からシェフの位置を確認することにする。 テイクオフ直前に「高瀬橋の上流ではなく下流のようだ」との連絡が入る。
フォローの風に乗ってアクセル全開、対地時速45kmで高瀬橋に向かう。 先に出発したアメゴ君の車より早く高瀬橋まで到着。 上空から見るとこの付近には中州はなく全て河岸と繋がっているようなので一安心。 シェフの位置を確認して無線誘導でアメゴ君の車をシェフまで向かわせる。 無事、二人が遭遇したのを上空から確認した後エリアに向かってUターンした。 
帰りはアゲインストで時速20kmしか出ない。 そんな状況の中雨が降り始めたではないか!!(T_T) ひぇ〜〜!! シェフの救援という良い事をしているのに雨に降られるなんて・・・。 神様ひどい!? 約30分後やっとエリアに到着してあわててキャノピーを片付ける。 今日は本当にトラブルの多い日だった。
(今日のフライト)
・10:07〜10:32 飛行時間00:25
トータル333回 299時間24分