トラブル続発!

今日はトラブルが続発!
まず、最近スランプ脱出かと思われていたスランプさんが、エンジンを切り忘れてランディングを行い、着地に失敗し転倒。 転倒時にアクセルを思わず握ってしまいプロペラ先端を破損した。
次は名手のPAPさんが同じくエンジンを切らずにランディングを行って着地に失敗。転倒してアクセルを握りプロペラを大破した。 PAPさんの場合、ランディングに自信があり(実際非常にうまい!)エンジンを切ったことがなかったそうだ。
最後はスランプに戻ってしまったスランプさんが再登場。 テイクオフでキャノピーが上がりきってエンジンを吹かしたところ、吹きあがらずエンジン失速。 このときにキャノピーが下がり始める。エンジンがやっと吹き上がってきて走り始めるが、キャノピーはだんだん下がってきて着地してしまった。このキャノピーの反動で後ろに引張られてしまいエンジン全開のまま真後ろに転倒。 お亀になってしまった。 実はこの直前のテイクオフのときにも同じようにスランプさんのエンジンは吹き上がらなかった。
ベテランのPAPさん、クラス2のスランプさん、共に技術は一流だが残念ながら今日はエリアでは注目の的になってしまった。
今日のトラブルについて考えてみると改めてリスクに対する慣れの恐さだ。 何十回、何百回、大丈夫でもトラブルは突然発生する。 「絶対に起こらない」トラブルはない。 そのためにも基本は大切だ。
 1.ヘルメットを着用する
 2.救命胴衣を着用する
 3.無線機、携帯電話を必ず携帯する
 4.レスキューパラシュートを装備する
 5.テイクオフ前にエンジンユニットの点検を行う
 6.エンジンを切ってランディングを行う
徳島のイントラは、ヘルメット、救命胴衣、レスキュー、無線機などの安全装備を全く行わずに、スリッパをはいてよくテイクオフを行っていた。 世界選手権にも出場する実力者ではあるがこの行為は問題だろう。 沖縄のタンデム飛行での死亡事故も同じようなイントラの「驕り」から発生している。
「空を飛ぶ」という行為は必ず危険を伴うことを忘れないようにしていく必要があるだろうと、ふんどしの紐を締めなおすフラリーマンだった。