エンジン整備

アメゴ君のエンジンは最近不調で、以前10,000rpmほど回っていたエンジンが最近では9,600rpmほどしか回らない。 加えてリコイルの爪が3個のうち1個が外れたうえに、リコイルのヒモが20cmほどたるんでしまっている。 そこで今日、仕事が終わってから夕方6時に倉庫に集合してメンテナンスを行うことにした。 まずはエンジンをフレームから外してリコイルの修理だ。 全ての作業をアメゴ君自身に任せて、フラリーマンはアドバイスだけにしてアメゴ君のヘッドセットの修理に入る。 アメゴ君のヘッドセットはマイクのフレキシブル部分が切断されてしまったうえに、PTTスイッチの接触不良が発生しているのだ。 ラムエッティの5万円の防音ヘルメットと同じスイッチを使っているのだがこれが接触不良をよく起こして全く使えない。 今回オムロンのゲーム用スイッチと交換することにする。
アメゴ君のリコイルの方は、1時間少々で完了。 非常に順調に修理が進み、ほとんどアドバイス無しで自力で修理できたようだ。 次はキャブレター内のフィルター掃除だ。 その間、フラリーマンはヘッドセットの修理に悪戦苦闘だ。 マイクのフレキシブルコイルを取り外して交換。 配線も新しいものにする。 ヒート主リンクを忘れたのでビニールテープで配線を包む。 左右のスイッチを外して穴のサイズを新しいスイッチに合わせて開けなおしてスイッチ交換。 PTTスイッチを+側から-側に変更して対ノイズ性を向上させる。 何とかテスト送受信が成功した所でアメゴ君のフィルター掃除も終わったようだ。 繊維質のごみが紙のようにメッシュフィルターにたまっていた。 ここで10時を過ぎていた。 まぁ、あれだけごみが詰まっていたらこれが原因だろうということでエンジンの腰上分解は次回に繰越で宴会となった。 (x_x)☆\(ーー; ビシ!! 

ただ、少し不安なのは、エンジンの回転が上がらない状況が燃料系の問題があったときとは少々違う。燃料系の場合は、以下のよな症状となる。
 1.アイドリング、またはレベルフライト程度からフルスロットルにするとちゃんと回転数が上がる。
 2.しかし、数秒または数十秒後に回転が3〜5割も落ち始める。
 3.スロットルを少し戻すとまた回転が上がり始める。
燃料系の問題の場合、フルスロットルでは燃料不足で回転が落ちてしまうのだが、キャブレターに残っている燃料がバッファとなって、フルスロットル直後から数十秒は回転が落ちない。
しかし、アメゴ君の場合定常的に回転が上がらない。 これは、フラリーマンの経験ではピストンリングの固着による圧縮もれ、クランク等のベアリングの故障、ヘッドのネジの緩みによる圧縮漏れなど、エンジンのメカそのものの故障が原因して疑われる。