香川遠征(1)

最近のPT吉野川の勢いには目を見張るものがある。 鳴門、那賀川と遠征の後、再び鳴門遠征。 そして今日は高松で明日は観音寺遠征なのだ。
モンモンさんは、高松市役所を何ヶ月もかけて説得し、市内の運動公園を初めてパラモーターに開放してもらうという快挙を成し遂げた。 朝8時半にエリア集合。 家を出たのは7時前だが、ガソリン給油、朝/昼食の買い物などを行ったにも関わらず8時に到着してしまう。 意外に高松は近い。 早すぎたかと思ったが、カントクが立ち上げ練習を行っている。 さすがじゃ!
モンモンさんは8時15分に到着、入口の鍵を開けてくれて後から来た副長と一緒に全員エリアに入る。 なかなかいい場所で全員感激だ。 心配していた副長もこれならテイクオフできそうだと喜んでいた。
スカスカ〜〜っと全員見事にテイクオフし、高度を上げていく。 先に飛んだカントクからはよく揺れるとの連絡がある。 フラリーマンは全員のテイクオフを見届けてからテイクオフ! まぁなんとか上手く行った、という感じだ。 それにしても浮きが悪くなかなか足が離れない。 ほとんどフルスロットルで上昇しカントクと副長を追いかける。 モンモンさんはなぜか後ろのほうでうろうろしている。 後から聞いた話では、無線機の調子が悪く通信できなかったので着陸しようと思っていたそうだ。 幸い、電源が切れていただけだったのでスイッチを入れて復活したらしい。
それにしてもフルスロットルというのに最近回転が上がらない。 大体、8900rpmだ。 このギア比だと9200rpmは回ってもらわないといけないのに調子が悪い。 もう一度ヘッドを開けてみる必要がありそうだ。 高度600mで急に空気が冷たくなり700mで気流が非常に安定する。 屋島の西側を北に上がり長崎ノ鼻に向かう。 この辺りでカントクと副長に追いつく。 日頃の行いがよいのか、那賀川フライトと同じく飛ぶほどに晴れ間が広がってくる。 長崎ノ鼻の海峡を超えて大島に到着。 ここで遅れている悶モンモンさんを待つことにする。 ゆっくりと大島上空900mで旋回すると遥か彼方、霞の中に瀬戸大橋が見える。 女木島、男木島、豊島と海の中に島々が鮮やかに映える。 そうこうしているうちに、手が届くほどのところに大きな小豆島が見え始める。 屋島、八栗山が美しい。 これは素晴らしい!!

そんな風景に見とれていると、モンモンさんが到着する。 ここで副長を先頭に3機で大島上空を飛んでもらい、ビデオと写真の撮影を行う。 このフライトを記録しないのはあまりにも勿体ない! (^_^)/  十分に瀬戸内の景色を満喫した後エリアに戻ることにする。 向かい風のため、屋島の回り込みの風を避けるために海側を飛んでエリアに戻る。 時速20km以下と非常に遅いが、高松の町並みを見ながらのフライトなので飽きることはない。

初めて電線と幹線道路近くのエリアということでフラリーマンがテスターで一番に着陸する。 まぁ、電線の上数mを超えた後、普通にエリアに着陸成功。 レベルフライトの練習の賜物だろう。 ただ、初心者には少々苦しいと感じたので、道路を挟んだ反対側のエリアに降りるように副長さんに指示する。 そちらだと進入路に電線がないうえ、エリアが2倍ほど長いためプレッシャーが少なく安心だ。 カントクは、電線のプレッシャーに負けたのか高すぎて2度ほどアプローチに失敗。 その後、風に対して垂直方向の電線と幹線道路に沿って入ってきてエリアで90度ターンする形でランディングを行う。 右ターンの際にブレークを引くため、その操作と着陸の際のブレーク操作が上手く噛み合わずサイド・スリップをしながらのランディングとなった。 それにしてもなかなか難しいターン+ランディングを初めてでここまでこなせるのは偉い!
モンモンさんと副長さんは軽々ランディング! 飛んだところに降りなければいけないということはない。 それに縛られなければ色々といい考えが浮かぶものだ。
着陸後は、4人で大騒ぎだ! 声は上気し大きくなってお互い感動を話しあう。 特に生まれ育った自分の街を空から眺めたモンモンさんは大興奮。 副長も初の県外遠征で大喜び。 そんな興奮を胸に、カントクお勧めのお店で讃岐うどんを食べることにする。