ホバリング&エレベーター

今日も6時集合。 副長とは六条大橋で偶然フラリーマンと合流。既にエリアにはカントク、ネタ郎くんが到着している。 久しぶりのカントクだ。
早速、新しく購入したスラスト?のお披露目を行いエリアに広げる。 まずはネタ郎くんがテイクオフ。 新エンジンのポリーニにも関わらず何事もないような見事な飛びだ。 次に久しぶりのカントクがテイクオフ。 今日はポリーニ+ストームの組み合わせだ。 最初はキャノピーが上がりきらず、そのまま傾いて失敗。 次はキャノピーが傾くも蟹走りで補正して無事エンジンON! これでテイクオフかと思ったのだが、エンジンONで右に走りだしロールが入ってしまう。 ロールのゆり戻しに振られてヘッドスライディングとなってしまうが、そこはカントクのすごいところであの速度の転倒でユニット、ペラ共に異常なし! よかったぁ〜〜&さすがじゃぁ〜〜!!
カントク休憩とのことで、フラリーマンがスラスト?で飛ぶことにする。 最初少々右上がり気味で立ち上がるが2〜3歩の蟹走りで修正。 しかしキャノピーが本当に上がっているのか解らないぐらいの負荷だったので、本当に何年ぶりに上を見てキャノピーを確認。(ネタ郎くんによるとその際に立ち止まったようだ。)そこでエンジンONで無事テイクオフとなった。 立ち上げは軽く、テイクオフスピードは速くないのでブレークは不要。 浮きは特に良いというわけでもなく普通だろう。
次の副長のテイクオフは、キャノピーが八分までしか上がっておらずエリアの半分を走る間に残りの二分を立ち上げてそこから更に走ってテイクオフ。 最近浮きが悪いと悩んでいるが、ここに原因がありそうだ。 立ち上げの勢いが不足しているように思う。 極端に前被りを恐れているアメゴくんと同じ症状だ。
テイクオフした三人で上昇しながら板野−大坂峠−引田−白鳥−鵜の田尾−鴨島のコースを目指す。 スラストⅢの速度は副長より気持ち遅く、ネタ郎くんのフルトリムと同等という感じだ。 アスタムランド近くで高度1000mに達するも、南風が強く時速60km以上も出ている。 ここで360度ターンをして風向きを調べてみると帰りの北方向は時速10kmしか出ないことが判明。 ここでクロカンは中止として、吉野川の河原に戻ることにする。 ネタ郎くんと副長は高度を下げながら真北の第十堰方面に向かう。 フラリーマンは上空の風向きを確認するために更に上昇する。

エレベーターのように前にほとんど進むことなく毎秒1mで上昇するのは不思議な感覚だ。 大気は安定しており揺れは全くない。 剣山から伸びる旭丸の上には入道雲が現れて大雨が降っているようだ。 ただ、南風が強くターンして後ろを見ることができないのが残念だ。
高度1700m付近まで上昇するも一向に風向きは変わらない。 仕方が無いのでここで副長達のところまで高度を落とすことにする。 前回委員長のキャノピーを借りて飛んだ時にはブレークが重くスパイラルに入りにくいと感じたが、実際は極端にブレークが重いということはない。 普通にターンを2回ほど入れてゆくとスムーズにスパイラルに入っていく。 非常に安定したスパイラルで、スパイラル中の速度変更も容易だ。 そのまま高度900mまで降下したが、少々深く長くスパイラルに入れたものだから血が全部足に集まったような気分だ。(^_^;
スパイラル中に南の風に流されたため、南に向かっている副長達に大きく離されてしまう。 ここでアクセルトリム全開だ♪ ノーマルで時速10kmだったが全速だと時速25kmに上昇! ぐんぐん二人に追いついていく。 対気速度で50km/hほどだろう。 50km/hも出れば十分だ。 最高速度ではHPと同じくブレークが非常に重くなりほとんど進行方向を変えることができない。 このあたりも翼端がつぶれにくい証拠で、安心してアクセル/トリムを使用することができる。 当然エンジンを全開にしなくてもレベルフライト可能だ。
高度、距離共に副長達に追いついたあと、さらに高度を下げて地上数mの高さで堤防沿いにエリアに向けて飛ぶことにする。 カントクは今日のフライトをあきらめてエリアの美化に努めていると無線連絡が入る。 頭が下がる思いだ。 エリアに到着すると吹流しは3本とも完全に下を向いている。 風が出るまで飛ぼうかなと思っていたが、喉が渇いたので着陸することにする。 僅かに吹流しのシッポが南に揺れているので南側からエリアに向かう事にする。 南側からのランディングは堤防と駆け上がりがあり距離が取れないので難しい。 駆け上がりを越えてエンジンストップ。 ここからエリア中央にランディングするつもりだったが、軽いサーマルで浮いてエリア北端でランディング。 ほぼ無風の中フレアーが効いてくれて難なく着地する。
ネタ郎くんも無風の中南から入ってこれも綺麗なフレアーで無事着地。 副長はフルブレークに至る前に着地するも、何事もなかったように強い足腰で衝撃とユニットを支えて無事着地。 ネタ郎くん曰く、「ガンダムみたいだ!」 3人ともそれぞれスタイルは違うが、無風の中でこれだけ危なげない着陸を出きるのは、PT吉野川ではこの3人以外にはいないだろう。

(今日のフライト)
・07:09〜08:15 飛行時間01:06
・本日フライト時間 01:06
トータル557回 473時間53分