雲に突っ込むぞ!!

今日も5時半にエリア到着。 再び露払いを行いエンジンを下ろそうとしたところで大魔王降臨! (^_^; その後、副長、ナマコさんと集まってくる。 今日はナマコさんが二機のキャノピーを試乗記に持ってきている。 そのうちの一機が噂のリフト。 そう、YOUチューブでユニットの上でキャノピーがずっと立ち上がっているアレだ!
今日は一晩にテイクオフを試みる。 昨日とは違い今日は力を込めて立ち上げだ! しかし立ち上がってくれたものの機体が左に傾き、蟹走りを行うも失敗。 (T_T)  フラリーマンがキャノピーを広げ直しているうちに、副長、ナマコさん、大魔王と軽々テイクオフしていく。(T_T)  さて、もう一度と思っとところで人の気配が?? なんと久しぶりにポンポコさんがエリアに顔を出しているではないか!! (^o^)/ やったぁ〜〜!! 飲み友達が来てくれたのでフラリーマンは大喜びだ。 ここから再度立ち上げだ! グワン!と力を入れるもキャノピーが半分ぐらい上がったところで停止?? 最初の勢いが弱かったようだ。 一応傾きがないようなのでそのままエンジンON!! するとスルスルっとキャノピーが上がってくれる。 Aライザーを離していなかったのが良かったようだ。 少々ロールが入るもそれを蟹走りで修正して何とかテイクオフ成功。 それにしても急にどうしたというのだろうか??
大魔王、副長、フラリーマンの三機が揃って板野−引田−大阪峠越え−白鳥−鵜の田尾峠越え−エリアのコースを目指す。 クラブではフラリーマンとロシアくんだけが経験したコースだ。 高度を500mまで上げたところで大魔王から北灘に積乱雲があるので引田越えは危ないのではないかと無線が入る。 確かにものすごい勢いで雲がニョキニョキと伸びている。 急遽コースを鵜の田尾峠越えに変更することにして更に上昇する。 峠の入口ではまだ高度は800mと十分ではないのでゆっくり旋回しながら高度を稼ぐことにする。 それにしても大魔王のマックジェットは速い。 大魔王のターンを後ろからビデオ撮影していたが、外回りを回っている大魔王の方が速くてビデオで追いかけることができないのだ。 さすがじゃ!
高度1000mに達したところで大きく北に流されてほぼ山脈の1/3まで達してしまう。 山越え方向に50km、エリアに戻る方向で15kmと帰りがかなり辛そうなので今回は山越えを諦めることにする。 そうなると今日のフライトの目玉がなくなってしまうので、雲の上を飛びたい!と言っていた副長のために雲上のフライトを行うことにする。 ジェイクラッシックカントリーの上に手頃な雲があったのでそちらに向かう。 しかしふと気がつくと主役の副長が大山上空の雲を目指しているではないか!! バカ!! 山の上の雲は揺れるし山肌激突の危険もあるので駄目だぁ〜〜!!! ということで、無線で呼び戻す。 かなり距離が離れてしまったのでフラリーマンがUターンして合流。 高度は丁度雲のど真ん中だ。 大魔王は雲よりも200m上空を飛んでいる。

ここで、ビデオを撮ってあげるから雲に突っ込め!と指示を出す。 副長は一脚を取り出してナルの準備に忙しい。(^_^;  まず軽く低い雲の上を乗り越えて次にある少し大きな雲に向かう。 実際その雲に近づくと思ったよりもまばらで、雲と雲の隙間を飛んだような形となる。 次に本命の大きな雲のど真ん中に副長、続いてフラリーマンが突入! さすが本命、数秒でホワイトアウトしてしまう。  このままの位置関係だと危険を伴うかもしれないと判断し、フラリーマンは副長から離れる方向の左に少しターンを入れながら上昇する事にする。 これで万が一の危険は回避できる。 やはり雲の中は多少揺れるが問題のない程度だ。 しかし初めての雲の中のフライトで副長は「揺れまぁ〜〜す! 真っ白で何も見えませ〜〜〜ん! 早く出たいでぇ〜〜す!」と騒いでいる。 1分ほどで雲から脱出するが副長が見当たらない?? そろそろ出てきてもいいはずだがと思っていると、大魔王から「誰が高松向いて飛んどるんじゃ??」と無線連絡が入る。 なんと副長はホワイトアウトした際に雲の中で知らない間にUターンしてしまったようだ。(^o^) GPSを使いこなせていないなぁ〜〜♪
その後、再びUターンしてエリアに向かう副長。 どんどん高度を下げてエリアに向かっている。 どうやら雲の中のフライトが恐くて、エリアに戻りたくなったようだ。 (^_^; 大魔王も副長に続いて降りていく。 フラリーマンは、燃料も満タンだし高度3000mでも目指そうかな、と思いながらそのまま上昇しながらエリアに向かう。 エリア上空高度1500mから神山〜佐那河内方面で大雨が降っているのを確認! 基本、南風なのでその雨がエリアに向かうことも考えられる。 例えエリアのこなくても近づいてくると突風の恐れもある。 急ぐ必要はないぐらい遠方ではあるが降下することにする。
高度100mまで降下すると地表では全く無風状態。 大魔王と副長が無風を恐れて着陸していない。 風を待っているようだ。 まぁ、フラリーマンは無風でも問題ないが、大魔王に付き合って一緒にエリア周辺を飛び回ることにする。 さすがに低空飛行も飽きたようで大魔王が無風の中着陸を決断するもあえなく撃沈!? マックジェットは速すぎるようだ。 (^_^;  続いてフラリーマンは楽勝で着陸。 吹き下ろしさえなければ楽勝だ。 副長はまだ恐がっておりてこない。 更に10分ほど飛んだ頃に僅かに南東の風が入って来たので無線で連絡をしてあげる。 なんて優しい先輩だろう♪ 2度ほど高度が高すぎてリトライを行なうが三度目に何の問題もなくお手本のようなランディングを見せてくれる。 ちっ! せっかくビデオを回したのに・・・ (x_x)☆\(ーー; ビシ!!

試乗機のアプコのリフトがエリアにやって来た。 早速フラリーマンも試乗してみた。
まずはグランドハンドリングだ。 クロスでAライザーを軽く引くとす〜〜っと上がってきてくれる。 フォースほどではないが軽い! 普通クロスで立ち上げる時には前被りを防ぐために頭上に来る手前てキープするが、わざと頭上を越えさせてみたが前かぶりしない。 この点、スラストHPやⅢに似ている。フロントで風があればノーハンドリングライズアップも簡単にできる。 Aライザーもブレームも持つ必要がない。 
テイクオフはクロスで行う。 軽く立ち上げてあっという間にテイクオフ。 無風の状態でフロントも試してみたい。 サーマルが出ているが揺れは素直でロール/ピッチは入りにくい。 Ⅲと比べてブレークは軽めで動きも機敏だ。 スパイラルは素直で安心できる。 スパイラルから出た時のピッチは小さく前被りは殆どないため、ブレークで抑える必要がないぐらいだ。 スピードはノーマルで42kmと速い。 ハーネスのアクセル/トリムのレンジは広く、かなり速そうだ。 ランディングはフレアーがよく効いてくれるため速いが問題ない。
やはり、キャノピーは新しいものがいい。 古いものとは設計が全く違い、技術的に格段に進んでいる。 リフトはアプコのヒット作になるようないい機体だ。

(今日のフライト)
・06:54〜08:25 飛行時間01:31
・09:43〜09:51 飛行時間00:08
・本日フライト時間 01:39
トータル556回 472時間47分