フラリーマンのジェット・デビュー

ネタ郎くんはパラを始める10年以上前から水上バイクを飛ばしている。 そんなネタ郎くんに無理を言ってフラリーマンもジェットを体験させていただくことになった。
まずは二人乗りのジェットからスタートだ。 今日のような波の中でも普通に走らせる分には何の問題もない。 海のゴーカートのようだ。 好きなところを好きなように飛ばせるのが何とも楽しい♪ 特にターンは体重移動も不要で自然に内側に傾いてくれる。 車とは違い、水の上なので自由にドリフトできる! 途中、ネタ郎くんと入れ替わり、うしろに乗るとネタ郎くんが飛ばす飛ばす!! この波とうねりの中を時速70kmでかっ飛んでいく。 ブイを目印にクイックターンを行うが、フラリーマンは危うく吹っ飛んでしまうぐらいの勢いなのだ。 もう楽しいとか言うものではなく、何かの罰ゲームみたいだ。(^_^; それでも全開ではないそうで、最高速度は120kmも出るらしい。 正直、恐ろしい!
次はスタンディングに挑戦する。 ジェットのメンバーの方は、この波で初めての人間がスタンディング?とちょっと驚いている様子だ。 ベタ凪でも一日で立ち上がれる人はなかなかいないそうで、今日の天候での初ライディングはかなり厳しいとのことだ。 始めにネタ郎くんの非常に的確な初心者指導を受ける。 その後、ジェットを前から押さえてもらい、正座の形までのバランス練習を行う。 先に挑戦したカントクの様子をネタ郎くんの解説付きでよく見ていたので、この静止練習でなんとなくイメージが湧いてくる。 (カントクはこの波の中、立ち上がっていた。 さすがじゃ!!)

最初は、ジェットに引っ張られて前に進むのだがこれだけでも非常に面白い♪ ただ、フラリーマンは身長があるので肘を曲げて体を前に引き寄せないと、股間にジェット水流が直撃する! 「あふ!!」ってな感じだ。(本当は「あふ!!」では済まないぐらい衝撃が大きいっす!) 安定してきたところで先ずは懸垂の要領で体を引き寄せて一気に正座する。 ここで速度を落とすと転倒すると聞いていたので逆に速度を上げながら正座にチャレンジする。 体重が軽くて腕力自慢のフラリーマンには正座への移行は楽勝で、速度を上げたおかげでジェットも安定。
正座すると腕の力も不要で、「あふ!!」もないのでこりゃ快適だぁ〜!! 面白くなってそのままビンビン水上を走りまわる。  ただ、水飛沫が顔にもろかかるので恐る恐る膝を建ててみると何とか転倒せずに進むことができる。 いけるで!フラリーマン!! 気を良くして無謀にも中腰で立つとこれまた問題ない。 え〜〜い、行け!! とばかりに立ち上がってブイブイジェットを走らせる。 立つとターンも体重移動でできるので気持ちがいい。 いや〜〜! めちゃんこ楽しいではないか!! と思っていると、うねりに突っ込んで転倒・・・ まぁこんなものだろう。 この時、靴のマジックテープが外れたのでそれを直して再び引っ張られるところからスタート。 そして正座に移行するもバランスを失い転倒。 二度、正座に移行するのを失敗し三度目にやっと正座する事に成功だ。 その後速度を上げて膝を立てる。 そこで立とうとしたがあえなく失敗。 腕も足腰も疲れてしまってヘロヘロだ。 ここであきらめて正座で岸まで戻ることにするが、ここで一発「あふ!!」を食らってしまう。 (T_T)

昼を過ぎて疲れも少々取れたようなのでもう一度チャレンジしようと水に浸かると、ネタ郎くんのジェットはイカリを下ろしているのでイカリを下ろしていないカワサキの方に乗ったら?と勧めてくれる。 こちらのジェットのほうが多少船体が長く巾が広いので乗りやすく「あふ!!」も少ない。 
波とうねりは大きくなっているが先の感覚が残ってくれており膝立まではスムーズに移行できる。 この状態でターンの練習を行なって次はスタンディングだ♪ 最初と違い体力にも余裕がありターンの時のバランスもうまくいく。 うねりに突っ込んでも中腰から速度を上げ下げしてなんとか乗り切る事もできるようになる。 グイッとエンジンの回転を上げて後に引っ張られるような加速も体験できた。 何度か転倒しながらもその都度立ち上がることができ、気持ちよくジェットを楽しむ事ができた。 これは本当に面白い!

ネタ郎くんが最初に乗せてくれた大型のジェットでひょうたん島クルーズに連れていってくれるという。 吉野川を横断して城之内高校横の水門に入る。 満潮のため水門は閉まっているが岸壁に設置しているスイッチを押すと水門を開いてくれる。 管理人さんに挨拶をしていよいよクルーズの開始だ。 最初に城之内高校横の橋をくぐるが、ここはいつも通勤でチャリで渡っている橋だ。 この橋をこんな角度から見るのは新鮮だ。 その後、いつも見慣れている三ツ合橋、佐古大橋、新町橋、両国橋などを次々にくぐっていく。 橋を渡る人の視線も熱い。(気がする・・・) 見慣れた街が川から見るとまったく違って見える。 ひょうたん島を一周して三ツ合橋まで戻ってから更にもう半周回って次は新町川下流に進む。 急に河口が大きくなり、そこから末広大橋を見上げながらのクルーズは圧巻だ。 ここから沖洲川に入り紙屋の水門を抜けて再び吉野川に出る。 ここからはネタ郎くんが運転を換わってくれてフラリーマンが運転する。 吉野川は更にうねりが大きくなり運転が難しい。 うねりに突っ込んでも大丈夫なように速度を40km程に落として吉野川橋北詰に向かう。 しかしこのジェットという乗り物は、広い水面をただ真っ直ぐ走るだけでも楽しい不思議な乗り物だ。
今日は皆さん、お世話になりました! 本当に心から楽しませて頂きました。 ありがとうございました!!