瓶ヶ森へ!

三連休の瓶ヶ森登山。 イナさんが土曜日出張ということで、日〜月に変更となった。 朝はゆっくり8時に集合。 徳島から車を飛ばして11時前に西黒森と瓶ヶ森の間の登山口に到着。 本来ならば、もう少し先の駐車場まで行くのだが、崖崩れで通行止めだ。 駐車場からテン場までは高度差なしで、あっという間なのに、この崖崩れのおかげで一度山頂に登ってから下らなければテン場にはたどり着けないのだ。
ここでパッキングを行って11時25分出発。 今日のビールの量は330mLを24本とアサヒOFF500mLを6本だ。 単純に計算しても、ビールの中身だけで11kgもある・・・(^_^; イナさん、ビールしか飲まないから困ってしまう。
ザックはDAXの80Lとモンベルの60+10L。 渓流釣りの道具がないために重さの割にはスカスカだ。 テン場に水があるかどうかが心配なので水を各人2L。 豪華にすき焼きを目論んでいるので肉1kg、野菜、卵、他1kg。 日本酒、ワインで1.5kg!? かなり重い・・・ (良い子はまねをしないように!!)
重〜〜〜〜い、荷物を背負って11時24分出発。 高度差250mをこれから登る。 かなり坂は急な上、熊笹の枯葉が道を覆って靴がすべる。 気を使いながら登るためかなりきつい。 かなり登ったつもりで下を見ると、まだ車が間近に見える・・・ まだ1/5ぐらいか。 (T_T) 後ろに見える西黒森がまだまだ高い。 15分ほど登ると体が温まってきてキツサが和らぐ。 若い頃は、筋肉が疲れるというよりも、心肺が苦しいという感じだったが、今はなぜか逆だ。 足腰の筋肉が疲れるが心肺には余裕がある。 心肺が強くなったのは自転車通勤のおかげかもしれない。 それにしても、西側の山道はきつい。 ゆっくり足を進めながら山頂を目指す。 風は冷たく乾燥しているので爽やかだ。 途中、「大きな荷物ですね。 どこから来られましたか?」などとよく聞かれる。 ビールが一杯入っているとは答えにくいので「はい、下からです。 今日は瓶ヶ森でキャンプです。」と答える。(^_^; すんません!!
次第に視界が広がってきて振り向くと西黒森と肩を並べるぐらいまで登たようだ。 山頂の女山に沢山の登山客が見え始める。あともう少し! やっと尾根を登りきっると数十m先のなだらかな丘の上に山頂が見える。 三連休中日ということもあり山頂には多くのハイカーが訪れている。 ここからイナさんの後ろに回りビデオ撮影だ!



12時5分山頂到着。 山頂は360度、大パノラマ!! 澄み切った空気のおかげでビックリするほど遠くを見ることができる。東は三嶺や剣山。 南は仁淀大橋に太平洋。 微かに室戸岬と思われる岬が双眼鏡で微かに確認できる。 北側は西条の町並みにしまなみ街道。 残念ながら大山は雲の下のようだ。 松山もきれいに見える。 もちろん石鎚は雲ひとつない空に勇ましくそびえている。 この山頂の絶景をビールで乾杯しながら30分以上堪能したあと、ふと空腹感を思い出す。 あ!昼飯だ!早速ザックを開いて、具だくさんの焼きそばの準備に入る。 牛肉とキャベツの炒め物をタップリカップ焼きそばに追加して出来上がり! うまいぞぉ〜〜〜!!  ビールが進むぞぉ〜〜!! これはたまらん!! 十分山頂を堪能した後、14:10に荷物を背負ってテン場に向かう。

青空に映える石鎚と氷見二千石の素晴らしい眺めの中、ゆっくりとテン場に向かって下っていく。 瓶ヶ森ヒュッテ近くに沢があり水は確保できる事が解ったたので一安心。 しかしヒュッテは崩落して残骸となっている。 景観と安全のために撤去しなければならないだろう。 ゆっくり歩いたので頂上から30分少々でテン場到着する。
当然のようにビールを開けて、テントの設営を始める。 風が強く広げたテントが風に舞う!? ちゃんとペグダウンして中に荷物を入れて完成だ。 「あら? 防寒着がない??」とイナさんが独り言!? テントの中やザックを探しても見つからないのでどうも、山頂で枕代わりにしたので、そのまま忘れてきたのかも!?
イナさん、再び山頂に向かう事になる。 当然のようにフラリーマンはマットの上に寝そべってビールを飲む! (x_x)☆\(ーー; ビシ!! なんと登り20分、下り15分でイナさんが帰ってきた! 速い! 残念ながら荷物はなかったとのことだ。 仕方がないので、そのままテン場から東のビューポイントへビールと当てを持って移動しようとしたところ、なんとイナさんのテントの裏側に防寒着が落ちているではないか。 (^_^; よかったね!イナさぁ〜ん。 でもしんどかったね。

ビューポイントからは、少し木が邪魔をして石鎚が半分ぐらいしか見えないが、瓶ヶ森氷見二千石の全景が綺麗に見る事が出来る。 ここでお湯を沸かしてソーセージを食べながらビールを飲む。 夕日が次第に石鎚の影を延ばしながら赤く染まっていく。 後ろを見れば氷見二千石がオレンジ色に染まっている。 気が付けば空には一番星がひかり始め、西の空にゆっくり闇が覆いかぶさってくる。 ゆっくりと変化する空のグラデーションを1時間以上楽しんで、この美しいイベントは終了となった。

さて!飯だ!! テン場に帰ると、早速持ってきた肉1kgと野菜ですき焼きの開始だ♪ 砂糖、醤油にお酒をタップリ1合放り込んで煮詰める。 生卵も焼きそばの器に溶いて・・・ 食うぞぉ〜〜!! すき焼きとは名ばかりで、ここに生のお肉をぶち込んでシャブシャブして色が変わったら食う! 飲んで騒いで食って空を見る。 そしてまた食って飲む。 なんとお肉を二人で700gも食ってしまった。 あ〜〜お腹いっぱいだ〜〜!! あとはイナさんのテントに入って風を避け、ナッツを食いながらビールを飲む! 気が付けば月が空に出てきている。 月明かりの下、宴会は続くのであった!?


おはよう〜〜〜 ってもう7時だ。 二日酔いで体がだるい。 朝ごはんは、昨日のすき焼きにうどんを入れてうどんすき。 完璧なメニューだ!と思ったらガスが心もとない。 思った通り人肌まで温まったところでガス切れ。 (T_T) うどんを食ってみたが粉っぽくて食えたものではない。 肉も300gもあるというのに火がなければただのゴミだ。 無念にもうどんすきは廃棄され、カロリーメイトという寂しい朝食となった。(T_T)

テントを片付けてパッキングを行っていたときに「あ! メタがあった!!」と思いだす。 非常用の燃料にメタを1箱いつも持っているのだ! がび〜〜ん。 これだけメタがあれば十分うどんすきは暖まっていたのに・・・ 残念!! アホなわたし・・・
8時45分テン場出発。 9時15分山頂着、9時55分山頂出発、10時25分車に到着。