高度2300m

朝4時45分にエリア到着。 すでにカントクがスタンバっている。 早い・・・ 
いい風が吹いており燃料を10Lほど加えてからキャノピーを広げる。 そこで主任登場! 主任がリフトの初飛びをしたいとのことなので彼のサポートを行ってから飛ぶことにする。 主任は少しロールが入るも綺麗に傾きを修正し無事テイクオフ! やるなぁ〜〜!! その後で寝太さんが飛んだあとフラリーマンがテイクオフ。 先週の4回連続失敗が脳裏を過るも、立ち上げは真っ直ぐでバッチグ〜〜!! しかし、エンジンストップボタンがライザーに時々あたりエンジンが吹き上がらない。 前に走りながらAライザーを離してエンジンの回転を上げる。 多少もたついたが無事にテイクオフすることができた。 よかった!! カントク、副長も一発テイクオフで今日のエリアは失敗なしだ。

空は雲が多く、霞も掛かってあまり眺めは良くない。 それでも大麻山付近には低い高度に雲が層をなしており、その上を飛ぶと楽しそうだ。 偶ではあるが、ドイツ館方面なので主任も副長も喜ぶだろう♪ 旧吉野川沿いに飛んでいると主任から「職場は何処ですかね?」との質問。 いつも通っているんだから分かるだろうと思いつつも「もう通り過ぎたよ!」と冗談をかます。 (x_x)☆\(ーー; ビシ!! それでもちゃんと職場を見つけた主任は大喜びだ。 そこから自宅の上まで飛んでフラリーマンが撮影。 副長も喜んで付いてきているかと思いきや、高度1600mを飛んでいる!? まだ朝の7時にもなっていないので自宅周辺は飛びたくないようだ。 そりゃそうだろうね。

雲と思って近づいてみたが、実際は薄い霞のようなもので、少々がっかりだ。 面白く無いのでここでエリアに戻ることにする。 既に副長の高度は1800m!! これに追いつこうとフラリーマンはトリムを縮めて8800rpmまでエンジンを回して上昇を続ける。 それにしても今日は浮きが悪い。 これだけエンジンを回しても上昇速度が1m/s以下なのだ。 フルスロットルにすれば1m/sは超すが、エンジンを酷使したくないのでこれぐらいに抑える。 副長は上空の風に阻まれて10km/hほどしか速度が出ないので高度を下げるという。 一緒に3000mを目指したいのに残念だ〜〜!! (T_T)
ふと見ると超低空を旅客機が飛んでいる。 どう見ても高度は2000m少々だ。 近くに1000mの高越山、2000mの剣山があるというのに非常識なフライトとしか言い様がない。 以前はこのようなフライトは皆無だったが、最近時々非常識な旅客機を見ることが多い。 燃料代を下げるために必死なのは分かるがそれでは安全が確保できない!! 安全第一ではないのか!!

第十堰を越えたところで高度1500mをやっと超える。 気温は変わらないのだが湿気が急に無くなって爽やかな空気で満たされている。 副長はまだ高速道路の藍住インターを超えたところだというからかなり遅れている。 ここから更に上昇し西条大橋上空ではやっと2300mを越えた。気温は19度でかなり湿度は低く寒いぐらいだ。 360度ターンをして全景をビデオで撮影することにしよう。 ところが、180度回ったところで逆境に光る徳島平野が美しすぎるではないか! 逆光だというのに空は紺碧に包まれ、太陽の周りの僅かな領域だけ水色に染まる。 水蒸気の海はどこまでもまっすぐに広がりまるで水平線のように空と陸を分ける。 その水蒸気の水平線の下には吉野川の川面が光る。 あまりにも美しい景色に心を奪われて360度ターンを忘れそのまま東に飛んでしまう。(^_^; こんな素晴らしい眺めを独り占めとは贅沢の極みだ。


エリアでは既に寝太さん以外は着陸済みのようだ。 フラリーマンもここでエンジンを止めて風に流されるまま降下する。 エンジン音が消えると風の音が気持ちいい。 背中の振動もなくなりそのままお昼寝に入ってしまいそうだ。 10分ほど風切音を楽しんだあと高度800mでエンジン再始動だ。 ポリーニはリコイルは重いが、始動は抜群だ。 一発で再始動してくれる。 エリアはいつもの西風で今日はトリムを縮めずにノーマルで進入する。 エリアに入ったところで高度3〜4mで軽くブレークを当てて浮きを見ると今までのヴァイパーが嘘のように浮き上がる!? そのままハーフブレークの後フルブレーク!! かなりブレークを当てるのが早すぎたようだが、今までと違いフレーアーがよく効いてくれて安心してランディングする。 (^o^)やったぁ〜〜!! 久しぶりのフレアーだ♪
(今日のフライト)
・05:57〜07:35 飛行時間01:38
・本日フライト時間 01:38
トータル673回 599時間13分