九州ツーリング七日目 奄美大島


奄美大島到着が5:00なので4時半ごろ起床がかかる。 奄美行きの人は到着が早いこともあって同じ部屋のようだ。 ちょうど五時に下船が始まりバイク置き場に通される。 下船すると真っ暗・・・ バイクをフェリー乗り場の前に止めて待合室で少し休むことにする。 1時間ほど仮眠をとってフェリー乗り場前にある観光案内掲示板の前のベンチで今日の計画を立てる。 実はガソリンがあまり入っていないのでスタンドが開くまで時間があるのだ。 7時過ぎに出発。 島の北側の海岸線を南に下ることにする。 少し走るとスタンドを発見。 これで安心んだ。 コンビニも見つけて朝食もOK。 海岸線に出ると海の色が違う!! 美しい〜〜!! 所どころでマビックを出して撮影しながら走る。 突然大きな断崖が表れてびっくり! 徳浜の断崖だ。 この断崖にトンネルが掘られている。

トンネルを抜けるとすぐに「湯湾岳 左」の看板を見つける。 奄美大島の最高峰だ。 でもあれ? 入り口はもっと先だと思ったが? と思いながら林道に入る。 この道がまたすごい!! 舗装はされているが、路面は荒れて、時々道の真ん中に大穴が開いていたり大きな石が転がっている。 坂も激しく、エイプの2速では登れない箇所もあるぐらいだ。 30分も走ると道の両側の雑草が真ん中まで伸びてきて、くぐるように走らなければならなくなる。 本当これでいいのか?? だんだん不安が募ってくる。 しばらく走ると道の2/3が崩落しているではないか! 恐る恐るそこを通過すると今度は土砂が道半分を覆っている。 携帯の電波が届かず道の確認もできない。 山が深くてGPSも弱い。 1時間近く走ったので戻るのも大変で引き返せない。 さらに走るとやっと三叉路で看板を見つける。「名音」? いったいどこだ。 しばらく走ると草刈り作業のおじさん達と出会う。 地獄に仏とはこのことだ。 湯湾岳の展望台への道を教えてくれたが、展望台は崩れ何も見えないとか。 (T_T) これだけ走ったのにすべて無駄だったのか・・・ 宇検に下る道の途中の展望台が眺めがいいそうだ。
まず奄美フォレストに向かい、そこから宇検の展望台を目指そう。 道は大分よくなって走りやすい。 すぐにフォレストに到着してそこから直ぐに展望台だ。 きれいに整備された公園があり、十分キャンプもできる。トイレ、水道、またトイレの中にはコンセントある。
展望台へ上がるとこんなところに一人先客がいる。 プロのカメラマンだそうで、ここからの景色を狙っているが日が出てこないので困っているそうだ。 この展望台は周りの木が伸びすぎて思ったほど視界は広くない。 これはマビックちゃんの出番でしょう! カメラマンさんもドローンには興味津々で、色々お話しながらマビックの準備をする。 ここからほんの2〜30m上げただけで全く別物の景色に変わるのをビックリしていた。 たぶん、買ってしまいそうな勢いだった。

展望台から宇検は10分ぐらいの道のりだが、途中全面通行止めの看板が出ているではないか!! ひょっとするとバイクならと思い入っていくと、工事のおじさんが「バイクなら通れるよ。気を付けてな!」と声を掛けてくれた。 安心して下ると直ぐに宇検に到着だ。

宇検からは瀬戸内沿いの道を選ぶ。 しかしこの道は思ったほど展望はなく、曲がりくねって狭くて遠いだけであった。(T_T) 途中、瀬戸崎の灯台でマビックを飛ばし、瀬戸町に入る。加計呂麻島への拠点になる街だ。 ところが天気が怪しい。 山からどんどん低い雲が流れてきて小雨が降りだす。 今晩は野宿は無理か。 早々にキャンプを諦めて瀬戸町のゲストハウス、昭和壮に入る。 狭いゲストハウスだが工夫がされており、オーナーさんも気さくでかわいい人で住み心地は良さそうだ。

夜は近くの銭湯で体をほぐし、お魚屋さんで美味しい海鮮マグロ丼を食べ、同室の方とビ−ルを飲みながらソニーのαについて熱く語り合うのであった。


今日の走行距離 112km