エンジン整備

この日曜日に、ロシアさんのエンジンの始動を手伝った。 このとき、私のエンジンとは違い回転がなめらかなのに驚いた。 ほとんどの回転数で振動がない上に、ピストンリングのしゃりしゃり音もほとんどない。私のエンジンでは4000rpmぐらいから振動が現れ、5500rpmで振動がピークとなりそれからだんだん収まっていくというパターンだ。 ピストンリングの音も3000rpnぐらいから発生する。
振動はたぶん自分で修理を行った私のプロペラのバランスに問題がありそうだ。 先日、ペラを止めるボルトが破断していたがこれも振動が原因かも知れない。 一度プロペラにテープなどの重りを付けて実際に回してみて振動の低減を図ってみる必要がある。
ピストンリングの音はリングの取り付け位置を上下誤っている可能性が気になって今日会社から帰ってすぐにエンジンをバラみた。 結果は正常に取り付けられいた。 燃費も良いしリング音は当たりが出るまでしかたがないかも知れない。
ただ、ピストン交換後5〜6時間の飛行で既にカーボンが付き始めていた。 それから少々ガソリンが濃いようで、プラグも黒くなっている。 少しスローニードルを絞ってみる必要がありそうだ。
−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−:−
(8月31日:追記)
今日、高知から出張の帰りにエリアに寄ってエンジン調整を行いました。 まずスローニードルを15分ほど絞りました。 アイドリングの回転数が1800rpmから2300rpmに上がったので1800rpmまでアイドリングを落しました。 この状態での吹け上がりは良好です。 なぜかピストンリングのシャリシャリ音も少なくなっています。 組み立ての時にリングにたっぷりオイルを塗ったのが良かったのかな?
プロペラのバランス調整も行ってみました。 最初例の棟梁さんがくれた緑色のテープを4回片側のペラ先端に巻き付けてみました。 すると振動が激増!? 2〜3000rpmでもエンジンフレームががたがた揺れはじめます。 そこでテープを外して逆側に付け替えると振動がほとんどなくなりました。 わずかに振動が残っていたので1回転分テープを外すとさらに振動が減りました。 この状態でエンジンを背負ってフルスロットルまで回転を上げてみるとウソのようになめらかにプロペラが回ります。 テープを数回巻きつけるだけでこんなに振動が激減するとは思いませんでした。
ただし最高回転数は8900rpmとスローニードルを少々絞りすぎたせいか下がってしまいました?!