エンジンオイル

以前、ネットで見つけた広島高潤さんが販売しているオイルを先日購入した。 オイルの燃焼性を見るためにも一度エンジンのカーボン除去を行う必要があるので、11月02日(金)にエンジンの分解掃除を行った。 今年の8月17日にシリンダー内のカーボン除去を行ってから2ヶ月半しか経っていないが見事にカーボンが付着している。 しかも今回は初めてピストンリングが固着している始末だ。 ロシアさんのエンジンもピストンリングが固着していたとのことだが、やはりオイルの燃焼性に問題がある。
今回、広島高潤さんから購入したのは、「KZフォーミュラー2」という1リットル2625円(税込み、送料別700円、振込手数料別)のオイルだ。広高さんのオイルのランクの中では「中の下クラス」だが、カストロールのTTSレーシングよりもランクはかなり上だそうだ。 値段もTTSレーシングの市場価格2500円/Lと比べても高すぎることはない。 ただ、広高さんと電話でお話ししたときに、パラモーター用エンジンの使われ方から見てお勧めは1ランク上の「トライアル感性」3570円/Lだそうだ。 「トライアル感性」はオイル主成分がほぼ100%エステル系の潤滑剤で、その潤滑性能と燃焼性はすばらしいらしい。 ちなみに「KZフォーミュラー2」にはエステル系潤滑剤が30%ほど使われている。 もちろんTTSレーシングにはエステル系潤滑剤は入っていない。
先週、「KZフォーミュラー2」開けてみた。粘度はかなりTTSレーシングよりも低く、サラサラしてる。 マフラーの芯が落ちて本調子ではないので正確にはわからないが、混合比50:1でオイルエンジンに入れてみたところエンジンの最高回転数が100〜200rpm上昇した。 オイルの潤滑性能が向上したために負荷が軽くなり回転数が上がったのだろう。 まずは1〜2ヶ月間エンジンの調子を見てみることにして、問題がなければエンジンを開いて中のカーボンの様子もチェックする。 またオイル性能が上がった分だけ混合比を下げられるそうなので混合比の変更も検討して見るつもりだ。
今回、ネットの不具合の件で広島高潤さんと電話で連絡を行ったが、その際に技術的なお話もさせて頂いた。私のような素人に丁寧にオイルの特性について熱く語ってくれた担当の方の姿勢に少し感動してしまった。