あめご放流機材回収

2月最後の週末にxxx谷へアメゴ放流機材の回収に行ってきた。 実は、2004年の台風による大雨で昔、夢のようにアメゴが釣れていた谷が崩壊してしまい、アメゴが絶滅状態となってしまった。 このままではあまりにも寂しいと思い、谷の復活を願って2005年から個人的にアメゴの発眼卵放流を始める事にしたのだ。 大体、アメゴは稚魚から成魚になるのに2〜3年と言われている。 そこで3年、3回の放流を目標にしてスタートすることにした。

今回はその最後、3回目の放流の機材回収だ。 土曜日のお昼前にまずはテントの設営を行い最初の谷に入る。その日は気温も高く順調にバイバードボックス等の放流機材の回収を行った。 一番奥の滝の上に設置したバイバードボックス(放流カゴ)は残念ながらカビが発生して全滅だったが、それ以外のボックスは順調に成長していた。
作業が順調だったため少し早めにテントに戻れたので、ゆっくりと焚き火を始めて来週の解禁日の豊漁を祈ってビールで乾杯だ。 今日はアメゴの塩焼きがないのが寂しいが、自宅で作ったカレーを食べながら夜を過ごした。
しかし、午後7時を過ぎたところで気温がマイナス2度と急に冷え込んできて雪が降り始めた。 天気予報では土曜日の夜に寒波が入るとの事だったが、予報通りだ。 降り始めは雪を無視して焚き火を楽しんでいたが、だんだん振り方が本格的になってきたため焚き火は断念。 テントに入り熱燗を飲むことになった。 外は吹雪だが、テントの中は極楽だ♪

翌朝、目が覚めてびっくり! 外は一面銀世界だ。 朝5時の気温がマイナス7度!! 外においてあった鍋の水は完全に芯まで氷り付いていた。 こうなると、氷瀑が楽しみだ。 放流機材の回収もそこそこにしてもう一つの谷を登ることにする。 途中、魚影を確認しながら氷瀑まで一気に駆け上がった。 昨日の冷え込みと雪でいつもの滝が氷瀑に変わっていた。 身長よりも大きなツララに一面氷りついた崖。 なんともいえない美しさだ。 放流を行わなければこの美しい氷瀑にめぐり合う事もなかっただろう。

帰りに温泉に寄ってビールに定食! それから温泉に浸かってゆっくり休み帰宅する。 普段運動不足なので体はがたがたになっているが、この温泉で生き返るようだ。