フラリーマンのキャノピー!?

フラリーマンことフライングサラリーマン(ふらふらしているサラリーマンではありません!?)のキャノピーは息子やあめごくんと共用していたため、実フライト時間が300時間に達している。 最近、トリムを伸ばしても速度があまり上がらず、アクセルを踏むと大きく速度が変わるようになってきた。
これは聞くとことによると、ラインの長さが場所によって伸び縮みして、ラインバランスが崩れてきた証拠だそうだ。 特にデザイヤーに使われているダイニーマー(高分子ポリエチレン)は、使用によって縮む上、ダイニーマーの外側の被覆も縮む傾向がある。
フラリーマンのキャノピーの場合、設計が新しいのでピッチングが入ったときに前かぶりが起きにくいように重心が前方のA〜Bライザーに掛かっている。 しかも沈下速度10m/s以上のスパイラルで降下したりするものだから、AとBのライザーは大きな力で引っ張られるため縮みにくい。 それと比較して後ろのCとDライザーは大きな荷重も掛かっていないことからダイニーマーと被覆が縮みやすい。 その上、翼端の荷重は翼中央のテンションもはるかに小さいためここでもラインのバランスが崩れる。

ということで、ラインのアンダーを50kg程度の力で引張り、長さを揃えてみる事にした。 最初試しにDライザーの翼端部分のラインを片側だけ引っ張ってみた。 引張る前は左右のラインの長さはまったく同じだったが、グイっと引張るとなんと3〜5cmも伸びてしまった!! これはすごい!!
あめごくんと二人でグイグイとラインを引張り長さを揃えていった。 以外にアンダーのライン数は少ないので10分程度で綱引き終了だ。
今日は風が強くて飛ぶことはできないが、立ち上げた感じは気のせいか以前よりもスムーズなような気がする。 次回飛ぶのが楽しみだ♪

それからキャノピーのチェックも行った。 すると1ヶ所、擦り切れて開いた5mmほどの穴と小さなカギ裂きが見つかった。 紫外線に強い緑の養成テープで仮補修を行ったが、まぁこの程度の穴はまったく問題はないだろう。 空気漏れも糸のほつれもチェックしたがまったく問題がなかった。

これで次回飛ぶのが楽しみになった♪