新人さんのエンジン

今日は朝から風が強くて飛べそうにない。 そこで新人さんのエンジンの修理を行うことにする。 調度フラリーマンのエンジンもフレームの入れ替えを行っているので一緒に作業ができる。
この新品のTOP80、症状は以下の通りだ。
・エンジンは普通にスタートする。
・エンジンの回転が上がらない。フルスロットルでも4000回転ぐらいしか回らない。
・最初は普通に回っていて急にダメになった。

始動とアイドリングに問題がないことから電機系は大丈夫だろう。 となると吸気系から攻めてみることにする。
1)キャブレターのメッシュフィルターのチェック(問題なし)
2)燃料パイプのチェックとフィルターの交換(問題なし)
急に不調になったことから燃料フィルターの目詰まりかと思ったがそうではないようだ。 
3)リードバルブのチェック(問題なし)
4)正常なキャブレターと交換。(改善せず)
おっと! 原因は吸気系ではないようだ。 次は排気系。 マフラーを外してみると何やらカラカラと音がする。 あまりにも怪しすぎる。 フラリーマンのマフラーと交換するとやはり快調にエンジンが回り始めたではないか。原因はマフラーだった。
どうやら、新しいマフラーのアルミメッシュがバラバラになって吸音材が飛びだし、マフラーの出口を塞いでしまったようだ。 まさか新品のエンジンでこのような事が発生するとは思いもつかなかった。 この軽くて壊れにくいと言っていた新型のアルミマフラー、本当に大丈夫か??

2枚目の写真は、マフラーから出てきた壊れた内部の残骸!?