エンジンの分解整備

今日は週のど真ん中に休みを取って色々な懸案事項を処理することにした。
一番の案件はTop80の腰上の分解整備だ。 最近エンジン音にカリカリという音が入っているのと、最高回転数が9000RPMと少し落ちている事が気になっていたからだ。
前回エンジンを開けたのが2月6日。それから42時間のフライトを行っているのでそろそろピストンリングの固着が怪しい頃だ。今回はマフラーをエンジン本体から外さずに(防振ゴムの部分を外さずに)マフラーの口金の部分だけを外してヘッドを開けた。エキパイが可動式のアルミマフラーだから出来る技だ。 これだと大分作業が楽になる。
ヘッドを開けてみると案の定ピストンリングが固着している。 4〜50時間でピストンリングが固着するのはTop80の宿命だ。(T_T) 今回は特に超音波洗浄機やケミカルは使用せずに、コンパウンドやアルミ板、スチールウールなどで物理的にカーボンを除去した。 エンジンを開いて気が付いたのが、いつもよりもクランクケース内のオイルが少ない。 通常オイルの量は50:1だが、最近は高性能と言われる広高のオイルを20%ほど混ぜているので60:1にしているがこれが原因かもしれない。 ピストン固着の頻度はオイルの混合比には関係ないようなので今後はちゃんと50:1にすることにしよう。
次はギアオイルの確認だ。 ギアオイル出してみたが全く問題なかった。 まぁ、プロペラをLに変えて、ギアボックスを新しくしてからあまり時間も経過していないのでこんなものだろう。 ただ、シェフがくれた二硫化モリブデン入りのギアオイルに交換することにした。
最後にガードネットとブレークハンドルの改造だ。フラリーマンのスラストHPは、写真撮影のために右手のブレークコードを三段にしているが、ブレークを手放した時にハヌルのガードの隙間に入り込んで2度ほどプロペラに接触したことがある。 この時プロペラが割れなかったのは幸運だった。 そこで、ガードネットを放射状から網目状に変更する作業とブレークコードの三段目をマジックテープで固定する改造を行った。 これで安心してブレークを離せそうだ。