い号作戦、失敗に終わる!?

6時エリア到着。 久しぶりにエリア一番乗りだ。 エンジンを降ろしたところで副長到着。 二人で人力で露払いを行いテイクオフの準備に入る。 ここで大魔王とスダチさんがエリア到着。 大魔王はあとから来てちゃちゃっとテイクオフ。 さすがに早い。 スダチさんはきれいに立ち上げるもエンジンが吹かず失敗。 フラリーマンはスラストⅢでテイクオフ。 このキャノピーは楽ちんだ。 副長は立ち上げで少々傾いた上、上がりきっていなかったため、エリア中央までキャノピーの補正を行なってからテイクオフする。 おかげで、エリアの端っこの藪を蹴り上がらの上昇となった。
今日は大魔王と副長の三機で大麻山の頂上を目指す。上昇しながらまずは河川敷上空を東に進む。 六条大橋付近で高度600mに達するが、副長はまだ400m付近とのことでなかなか上がってこない。 エンジンは9500rpmまで回しているとのことだが、ハヌルのギア比は73:19なのでプロペラは2470rpm。 これはフラリーマンの72:20のギア比でエンジン回転数8900rpm相当だ。 これだけ回して上昇しないのは体重ばかりではなく、プロペラとキャノピーの特性に原因があるのかもしれない。 大魔王はスラスト?で副長より遅いのが気に入らないようでトリム全開で飛んでいる。 フラリーマンは対抗してアクセル全開だ。 遥か紀伊水道上空では入道雲が大きく発達して、その下にスコールのような雨が降っているのが見える。 神山の方角でも同様に雨が降っている。 全般に大気が不安定なことがよく分かる。

フラリーマンと大魔王は板野に入って高度1000mで副長は800m。 この時の速度が60kmを超えていたので帰りが心配となり向かい風になるように南南東に向かって飛んでみることにする。 すると時速5km!? しかもアクセルを踏むと速度が落ちる?? つまり時速5kmでバックしているのだ。 これで山越えをするとエリアに戻ることができない、ということで作戦失敗・・・ Uターンして高度を下げながら吉野川の河原に戻ることにする。 強い風を避けて高度を下げアクセルを踏んでもなかなか前に進まない。 副長と「旧吉野川が越えられないよ〜〜!」と愚痴りながらゆっくり河原に向かう。 それでも高度300mまで下がると15km/h程で進んでくれるようになって一安心♪ 第十堰を越えてエリアに向かってゆっくり飛行する。
エリアに先の到着した大魔王からコケ太くんがエリアに到着しているから直ぐに帰ってくるように指示がある。 シェフのテイクオフを待って無事エリア到着。 ほぼ無風だがスラスト?は安心してランディングができる機体だ。

コケ太くん(大魔王が、コケ太の方が面白いと言うことで、コケ太になってしまいました。)テイクオフのあと、コケ太くんのフライトを撮影するために再度テイクオフする。 今度は風もあったようなのでAライザーの先端ではなく、根っこを持ってテイクオフしてみる。 ところがキャノピーの重さの割になかなか上がってきてくれない。 やはりAライザーの持ち位置は変えないほうがいいようだ。 そのまま無理やり立ち上げてエンジンON。 浮いたと思って飛び乗ったところ浮き切っておらず危うくユニットが地面に接触しそうになる。 座ったまま地面を蹴って何とかテイクオフ。 (^_^; 無理はいけないと反省・・・。
コケ太くんはサーマルを避けて高度500m付近を飛んでいる。 それを追いかけてフルスロットルで上昇するが、コケ太くんも更に上昇しておりなかなか追いつけない。 気が付けば高度800mに達してしまう。 ここでコケ太くんにこれ以上上昇しないように指示してやっと追いつくことができる。 写真、ビデオの撮影を開始するが、ブレークに延長ハンドルを付けていないため、機体を操縦しながらの撮影が難しい! 早くブレークを改造しなければいけない。 撮影完了後、高度800mからビデオカメラを持ったままスパイラルを行なってみる。 しかし、やはりカメラを持ってのスパイラルは深く入れることが難しく結構回ったが200mほどしか降下できなかった。 二度目はカメラを持たずにグイッと入れてあっと言う間に400m以上降下する。 シンフォニーと違って非常に素直な挙動だ。


(今日のフライト)
・07:16〜08:10 飛行時間00:54
・09:41〜10:02 飛行時間00:21
・本日フライト時間 01:15
トータル561回 476時間51分