フラリーマンの車とデッドヒートby副長

今日、フラリーマンは高知に行く為エリアは休みだそうだ。
そして、8時前にエリア近くの高速道路を無線機を持って通過すると、前日のメーリングリストで連絡があった。これは絶対ひやかしに行かなければと、寝太、モン、ブラ、私のPT吉野川の精鋭4人は、フラリーマンを空襲すべく6時半にエリアに集合した。
先日の雨でエリアコンディションが悪く、エリア中央部が使えない。それでもなんとかキャノピーを4機広げ、7時頃発進準備完了となる。いつもはなかなか行かない寝太さんが、めずらしく1番機として躊躇することなく見事に一発TO。2番機ブラ、3番機私、4番機モンと、あとに続く3機も順調に一発TOを決めで東に向かう。エリアから真北に向かえば高速道路までの最短距離となるのだが、高速に乗られてしまうとパラでは追いつけないので、高速に乗られる前に勝負しようと、名田橋〜藍住インターのあたりで強襲することにしたのだ。
今日の空は安定していて、ほとんど揺れず、いい感じである。追い風に乗って40km+αで順調に飛行し、7時半頃名田橋付近に到着した。予定通りなら、そろそろこのあたりを通過してもいい頃なのだが、フラリーマンからの無線連絡は無い。寝太さんが上空から電話をかけて無線連絡を催促するが、梨の礫だ。
これはおかしい。無線機を忘れたのだろうか?しかし、自らメーリングリストで情報を流しておきながら、無線機を忘れて連絡がつかないとなると、すみませんでは済まない重大事件である。
しばらく4機で名田橋周辺を飛び回っていたが、依然として連絡が無い。これはPT吉野川では最も重罪となる「焼肉の刑」が確定的である。「これは焼肉GET確実じゃ〜」と4人が大喜びで、次の目的地であるドイツ館に向かおうとしたその時、残念ながらフラリーマンから無線が入った。高知着の時間が30分遅くなったので、その分遅れて出発したそうだ。
「焼肉の刑はご勘弁を〜」と泣くように言ったかと思うと、私にTOP80のギヤボックスを貸してあることを匂わすなど、巧みな交渉術で減刑を迫ってくる。遅れたとはいえ、とりあえず無線連絡は出来たということもあり、審議の結果「焼きそばの刑」に減刑することにしてしまった。やはり、狡猾なフラリーマンの前では、純粋な我々4人など子供同然で、軽〜くひねられてしまったのだ。
その後4機は、GPSの不調を訴えるモンさんを無理やり引き連れ、予定通りドイツ館飛行を堪能しエリアに帰ったのだが、帰還してからよくよく考えてみると、出発が30分も遅れるのなら、事前に何らかの連絡をするべきであり、やはり今回の事件は「焼肉の刑」に処すべきではないかということになり、現在再審中である。
ちなみに、名田橋から藍住インターまでは、写真でも確認できるが、パラの楽勝であった。やはり一般道ではパラが速いのだ。