残念!船窪つつじ公園

スケさんの事故から初めてのエリア。 友人を亡くしたことでフライトに対する意欲が大幅ダウン・・・ しかも家庭内のちょっとしたトラブル対応から少しパラから遠ざかっていた。 
到着は5時15分。 既に日は昇っておりこの時期は5時前でも問題ない。 ほとんど空の燃料タンクに5Lの燃料を二度入れてタンクには12L弱の燃料が入る。 これでリフトだと4時間近く飛ぶことができる。 ユニットのチェックリストを取り出して各部分の確認を行う。 時間にして5分足らずのこの作業は大切だ。
1ヶ月以上エンジンを始動していないにもかかわらず、燃料をキャブレターに送り込んだ後、軽く数回リコイルを引っ張るだけでエンジンが始動してくれる。 エンジンの調子はいい。 
今日のキャノピーはリフトだ。 リハビリには少しヴァイパーはキツイだろう。 久しぶりのユニットが肩に食い込む。 燃料を10L以上入れたポリーニはそれなりに重い。ユニットを背負ってリフトに向かうところでモンンモンさんが到着。 軽く挨拶を交わした後、ハーネスを取り付ける。 風は3〜4m/sといい感じで、ほとんど走らなくても軽くリフトは上がってくれる。 キャノピーの傾きもない。 そのまま走り始めて安定していることを確認してエンジン・オン。 勢い良く走り始めるが浮きが悪い。 一度地面から足が離れるも、再び着地する。 次はエンジンの推力に任せて足を前に出すだけで浮き上がる。 浮き上がると同時に軽くブレークを当ててテイクオフ。 久しぶりということもあり、かなり緊張したものの終わってみるとベストに近いテイクオフだった。
そのまま上昇を続けながら、いつもの様にラインに絡みがないか確認する。 高度200m付近まで上昇し安全を確保したところでレスキューのハンドルを握り、レスキューの蓋が開いていないかをチェック。 この作業を毎回繰り返すことで、緊急時に自然にレスキュに手が行くようになる。 次にアクセルを取り付けて定期作業は完了だ。

ここからテスターとしてそのまま上昇を続ける。 高度200mでは西に向かって25km/h、東には65km/h。 高度400m付近でかる揺れ始め空気が暖かくなる。 500mで安定しするが、風向きや風速は変わらない。 上昇を続けると900〜1000m付近で揺れが始まる。 この高度まで上がると西に向かって20km/h、東には75km/hとなる。 ここでテスターを終了し高度を下げる。 エリアでは寝太さんとモンモンさんのキャノピーが広がっている。 高度200mまで降下したところで寝太さんテイクオフ。 今日はニュークレオンのようだ。 寝太さんと一緒に西に向かっていると直ぐにモンモンさんがテイクオフ。 無線で呼びかけても返事がなかったのでもうチョットでモンモンさんの悪口を言うところだった。 危ない危ない!! (x_x)☆\(ーー; ビシ!!
三機で吉野川沿いに高度600m付近で西に向かう。 今日のモンモンさんの無線は調子がよくて聞き取りやすい。 聞いてみると寝太さんの無線機らしい。 寝太さん! この無線機を1万円で売って焼き肉しましょう!! (^_^; 

中央橋を越えたところで主任に話しかけるも、早口で何を話しているのか分からない?? 困ったものだ。 善入寺島の高圧線を越えたところで後ろにまわり二人の写真とビデオを撮影する。 神経を傷めた右手の動きがぎこちないが、なんとか撮影には大きな支障はないようで安心する。 阿波麻殖大橋まで超ど安定で快適なフライトを楽しむ。 気流が安定しているので船窪つつじ公園に行こう!と提案する。 場所が分からないとのことなのでここからフラリーマンが先行する。 ポリーニの回転を8700〜9000rpmに上げてぐんぐん高度を稼いでいく。 船窪つつじ公園に向かうのであれば高度1500mは欲しい。 高越山の尾根に入ったとことで高度1200m。 寝太さんのエンジンが例によって被り始めたとの連絡が入る。 高度1500mでつつじ公園の手前まで到着するが、全く花が見えない。 はてな?? 今は見頃のはずだが?? つつじ公園の上空で1750mを超える。 山の上ではあるが、ここまで上昇すると気流の乱れは全く安定している。 つつじ公園をビデオで撮影しながら周回。 180度回ったところで前を見ると誰もいない・・・ 二人はそのまま川沿いを飛んでいったようだ。 (T_T) 5月にこんなに気流が安定しているのは珍しいのに、こんな素晴らしい風景を見逃すとはもったいない・・・ 無線で確認すると、岩津橋上空700m付近を西に飛んでいるとのことだ。 フラリーマンはつつじ公園の吊尾根を跨いで高度を下げながら穴吹橋に向かう事にする。

この高度では北西の風に変わっておりなかなか前に進まない。 グズグズしているうちに寝太さんたちは穴吹の高圧線の手前まで来たとのことだ。 確かに遥か彼方に二人の機体が見えるが、高圧線どころろかずっと向こうの貞光を飛んでいるように見える。 さすがによく飛んだということでここからエリアに戻る事にする。 先行する二人と合流して再び三機で仲良くフライトだ。
低空の強い西風に乗るために高度を下げるが、速度は65km/hとあまり変わらない。 リフトは寝太さんのニュークレオンのノーマルより1〜2km/h速いようで、僅かに距離を詰めていく。 これぐらいの速度差であれば一緒に飛ぶのには苦痛はない。 それにしてもこれだけ速いと景色がグングン動いて気持ちがいい。 快調に足を伸ばしてほんの30分足らずでエリアに到着する。
エリアでは新人のSSKさんとスダチさんが見事に一発テイクオフ。 そうだ!! SSKさんの写真とビデオを撮ってあげよう! ということでSSKさんを後ろから追いかけてカメラを向けるとあっという間に追い越してしまって写真を取る間がないではないか!? 再度UターンしてSSKさんを追いかけるもあっという間に追い越してしまう。 しかたがないので左右のブレークを引きながら速度を合わせることにする。 しかし、ブレークを胸まで引いてもゆっくり近づいてくる。 この時のリフトの速度は25km/hでブレークを離すと35km/h。 10km/h以上の速度差は撮影の場合厳しいものがあるようだ。 無口な主任も合流してきたので一緒にカメラに収めて着陸することにする。

吹き流しの角度が少し変わったり一本だけしっぽを振ったりと少し地上は気流が悪いようだ。 エリア直前で結構持ち上げられて思ったより伸びる。 対地速度も速くちょっとビビりながらブレークを引き始める。 最後にフルブレークを入れてフレアを効かせ走りながら無事着陸。 当然のようにリフトは前に被ってしまう。 リフトを乗りこなすにはまだまだ練習が必要なようだ。 
(今日のフライト)
・05:45〜08:42 飛行時間02:57
・本日フライト時間 02:57
トータル704回 639時間07分