ピストンリングの固着

先日からフラリーマンのエンジンはアイドリングが不安定になっていた。 今日は天気も風もそこそこなので自宅でエンジンのメンテナンスを行うことにした。
今回エンジンヘッドを開ける際にマフラーは取り外さずにパイプだけを横に逃がしてみた。 工数がかなり減るのでお勧めだ。 エンジンを開いてみると結構カーボンが付いている。 以前、広島高潤のオイルでは非常に硬いカーボンが付いて困ったが、今回付着しているものは色は黒いがかなり柔らかめだ。 カストロールTTSレーシングと広高の混合比は4:1の混合比で問題はなさそうだ。
問題のピストンだが、見事に固着している。(T_T) 非常に硬く固着していたので困ってしまった。 色々と試行錯誤をして何とかリングの取り外しに成功した。 
その方法はまず、不要になったピストンリングを用意する。 固着していない側のリングの端を持ち上げていく。 固着した部分をそのカか持ち上げようと無理に力を加えるとピストンリングが変形して壊れてしまうので、固着している手前までピストンリングを持ち上げるようにする。 次に固着したピストンリングの下側の溝に不要になったピストンリングを入れてコジるように少しずつ押し上げるとうまくいく.
ピストンの溝は、水酸化ナトリウムの入ったパイプクリーナー溶液の中にピストンを入れて超音波洗浄を30分ほど行うときれいに取れる。 色々試したがこれが一番簡単なようだ。
分解整備が完了し組み上げてエンジンを始動してみる。 先日高くしたアイドリングを下げても安定している。 これで完璧だ♪